派遣会社の登録面談までに確認しておきたい5つのアドバイス

これから派遣社員として働こうと思ったら、まず行うのは派遣会社の登録会への参加です。

登録会ではプロフィールの登録や面談を行うのですが、この登録会に参加しないと仕事を紹介してもらえないので、必ず参加が必要です。

登録会の開催頻度は派遣会社によって異なりますが、平日の日中だけでなく、平日夜間や土日に登録会を開催していることもありますので、ご自身のスケジュールに合わせて参加することができます。

今回は、派遣会社の登録会の内容や、面談で気を付けておくべきことについてご紹介します。

目次

派遣会社に登録には2~3時間かかるのが一般的

派遣会社の登録会では、登録カードにプロフィールや職務経歴の記入や、コーディネーターと呼ばれる方と面談を行います。

自分の職務経歴などを登録用紙に記入し、面談では働き方や職種などの希望条件を派遣会社に伝えることができます。

ただ、プロフィールの記入や面談はどうしても時間がかかってしまうため、派遣会社の登録は2~3時間かかることがほとんどです。

必ず時間に余裕がある時に参加するようにしましょう。

もし時間が無い時に参加してしまうと、希望条件を伝えきれないまま面談を終了することになってしまい、なかなか自分の希望に沿う仕事を紹介してもらえないという可能性もありますので、注意が必要です。

派遣会社の登録の流れについて確認しておこう

それでは、派遣会社の登録会では具体的にどのようなことが行われるのかご紹介します。

まずは派遣の仕組みや就業する上での注意点、福利厚生などの説明があります。

登録をする前に確認しておきたいことがあれば、この時に質問をしておきましょう。

次にプロフィールや職務経歴の登録が行われます。

経験にマッチしたお仕事を紹介してもらうために必要ですので、細かいことも記入するようにしましょう。

一通りの記入を行ったところで派遣会社のコーディネーターと面談を行い、派遣登録は完了となります。

しかし、より条件にマッチする仕事紹介を行うため、派遣会社によってはもっと多くのスキルを確認する場合があります。

具体的にどのようなことが行われるのでしょうか?

他にもテストやチェックが行われることがある

派遣会社の登録会ではプロフィール登録や面談の他に、様々なテストやチェックが行われることがあります。

一般的に行われているのはExcel・Word・PowerPointといったOAスキルチェックや、タイピングスピード・正確性のテストです。

これらのチェックは派遣会社が仕事紹介を行う時に、Excelの使用経験があまりない方に関数を多用する仕事を紹介してしまう、データ入力の仕事で働きだしたが派遣先の求めるタイピングスピードではなかった、などのミスマッチをおこさないために必要となります。

他にも、外国語のヒアリングテストや適性能力検査などが行われることもあります。

時間がかかり面倒だと思うかもしれませんが、自分のスキルに合う仕事を紹介してもらうためにも、手を抜かず前向きな気持ちでチェックを受けましょう。

希望条件に合った仕事を紹介するために面談がある

多くの派遣会社の登録会では、コーディネーターと1対1の面談が行われます。

この面談は、厳しい質問が飛んでくる就職活動の面接とは異なり、自分の希望を伝える場として設けられています。

紹介してもらいたい職種や、働き方希望などを遠慮せず伝えましょう。

また、不安に思っていることや気になることは遠慮せず相談しましょう。

ただ、この面談で派遣コーディネーターと気軽に話しすぎると、後々困ることになってしまうこともあります。

面談の時に注意しておきたい5つのことをご紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。

1.自分の経験、スキルを大きく見せようとするのはNG

経験している仕事やスキルが豊富であれば、それだけ紹介してもらえる仕事が増える可能性があります。

ですが、たくさんのお仕事を紹介してもらいたいからといって、面談で自分の経験やスキルを大きく伝えてしまうのは避けましょう。

もし出来ないことを「出来る」と伝えて仕事が決まった場合、業務内容が理解できないという事態が起こることもあります。

そうなれば、派遣先企業からは仕事ができない人だと認識され、派遣契約を更新してもらえない可能性があるのはもちろん、派遣会社からもスキル不足の人材として扱われ、あまり仕事を紹介してもらえなくなる可能性もあります。

どうしても経験がない仕事に就きたい場合には、面談の時にコーディネーターへ「未経験ですがチャレンジしたいです」と素直に伝えましょう。

未経験OKの派遣先を紹介してもらえるかもしれません。

2.どうしても譲れない条件は曖昧にせず伝えよう

職種以外に面談で伝えておくべきことといえば、働き方のことです。

フルタイムで残業が多い職場で働きたいという方もいれば、子育て中のため時短勤務が良いという方もいらっしゃると思います。

このような働き方についても、面談で必ず伝えるようにしましょう。

ただ、派遣会社側としても紹介できる仕事の幅を広げたいという気持ちがあるので、「残業は全くできませんか? 10時間くらいならできますか?」などという許容範囲を確認されることがあります。

この時に無理をして「できる」と伝えてしまうと、ゆくゆく働き続けることが難しくなってしまうということも考えられます。

希望条件は妥協せず、出来ないことは「出来ない」ときちんと伝えるようにしましょう。

3.挨拶はしっかりと、言葉遣いにも気を付けよう

登録会で行われる面談は、実はビジネスマナーもチェックされています。

派遣会社は適正な人材を派遣先に紹介し働いてもらうことが仕事ですが、適正ではない人材を派遣先に紹介してしまうと評判が落ち、派遣先との関係が悪くなってしまう可能性があります。

つまり、派遣先に紹介しても問題ない人材なのかを確認する必要があるのです。

適正な人材というのは職歴やスキルだけではなく、社会人としてのマナーが備わっているか、ということも関わってきます。

挨拶ができない、ビジネスにふさわしい言葉遣いができないとなると、仕事紹介はできないという判断をされてしまう可能性が高まります。

コーディネーターとの面談では、挨拶や言葉遣いはチェックされているという意識を忘れないようにしましょう。

4.登録だけだからと油断禁物!身だしなみを確認しよう

派遣会社の登録面談では、挨拶や言葉遣いに加えて、身だしなみについてもチェックされていると考えてください。

登録会に予約をすると「普段着で構いません」と言われることがありますが、穴あきのジーパンやビーチサンダルなどで登録会へ行ってしまうとさすがに失礼です。

「ジーパンでも大丈夫だった」という口コミもありますが、良い印象を与えないことは事実です。

登録会にはスーツ、もしくはオフィスカジュアルで参加するようにしましょう。

また、急いで行くと、髪型が乱れていたり、汗だくの状態で登録会に参加することになってしまうかもしれません。

これも印象はよくありません。

派遣登録会へ行くときは、身だしなみの確認ができるくらいの時間のゆとりをもつようにしましょう。

5.具体的に説明されたことはメモを取っておこう

派遣コーディネーターとの面談では、気になっていることの相談のほか、仕事紹介をしてもらえることもあります。

気になることや具体的な話があった時はメモをとるようにしましょう。

ただ話を聞いているだけだと内容を忘れてしまい、後々困ってしまうことがあります。

特に、複数の派遣会社に登録を行う場合には、それぞれの派遣会社で話が異なる場合もありますので、しっかりメモを取り、後からでも確認できるようにしておきましょう。

また、面談でメモをとるという行為は、「この派遣会社で仕事を紹介してもらいたい」という前向きな姿勢を見せることにもなり、派遣会社の担当者やコーディネーターに良い印象を与えることができるというメリットもあります。

長く付き合っていく派遣会社だからこそ、第一印象は大切

派遣会社の登録会は時間がかかるし面倒臭いというイメージがあるかもしれません。

ですが、実際に派遣社員として働きだすと、派遣会社とのお付き合いは長期間にわたり、数年になることも多々あります。

お互い良い関係で長期間のお付き合いをしていくには、やはり第一印象が大切です。

仕事開始までは電話やメールでの連絡が中心になりますし、なかなか派遣会社に行く機会はありません。

実は派遣会社にアピールできる機会も、相談する機会もとても少ないのです。

つまり派遣登録会の場は、派遣社員として働く上で派遣会社との関係の基礎となるわけです。

これからの良い関係を築くためにも、特に派遣登録会での面談ではコーディネーターとしっかりコミュニケーションをとることを大切にしましょう。

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