【派遣】仕事の量が多すぎるなら!3つの対策でストレスを減らそう

毎日のように残業している、繁忙期でもないのに仕事の量が異常に多い。

このような悩みを抱えている派遣社員の方は以外と多いのではないでしょうか。

よほどタフでない限り、このような状況が長く続けば精神的、肉体的に疲弊してしまうのは間違いありません。

ここでは、派遣社員として働く事を前提に仕事の量が多すぎる場合の対策をご紹介しています。

既に仕事が多いと感じている方、そしてこれから派遣社員として働く方も、この機会に是非チェックしてみてはいかがでしょうか。

目次

現在の仕事の量は適切?改めて今一度考えてみよう

繁忙期や研修期間でも無いのに仕事がいつまでも終わらない、自分だけいつも残業をしているという状況に陥ってはいないでしょうか?

現在取り組んでいる仕事の量が多いと思ったなら、それが適切であるかどうか改めて見直す必要性があるでしょう。

実際に仕事の量が多い場合、それは自分自身に問題がある場合、そして派遣元に問題がある場合の2パターンが考えられるはずです。

自分自身に問題がある場合の改善方法は後にご説明するとして、ここでは派遣元に原因があるパターンについて、2つの基準から考えてみましょう。

入社前に提示された業務内容と同じかどうか

業務内容は通常、派遣会社から派遣先を紹介された時点で説明されます。

また、派遣として就業が決まった後は、必ず一度派遣元に出向いて就業先での条件説明や確認を行うものです。

これは面談とは別のものであり、就業の規則や契約書の押印、最終的な業務内容の確認もこのタイミングで行なわれます。

入社前に提示される業務内容で詳細な内容を伝える派遣先企業は少ないものですが、例えばデータ入力が主であれば、エクセルやワードを用いた入力作業・簡単な事務が中心だというように大まかには伝えられますし想像も可能です。

しかし、例えば事務作業で就業したのに顧客との発信・受信業務がメインとなっていたり、明らかに違う業務内容であった場合は逸脱していると言えるのではないでしょうか。

正社員より残業時間が多い場合は注意が必要

同じ派遣社員同士なら仕事の不出来とも考える事が出来ますが、仮に正社員より残業時間が多い場合は注意が必要です。

本来正社員や上司は派遣社員を管理する立場であり、一定の責任も負う立場にいます。

当然、待遇や給料も派遣とは違う訳ですから、取り組む業務内容も簡単なものという訳ではありません。

派遣社員に業務を任せきりにする、あるいは正社員並みの責任重大な仕事を与えるという事は、企業の事を考えても本来あり得ないはずなのです。

自身で残業を希望する場合は他の正社員が先に帰るという事もありますが、上司も含めた正社員が全員居なくなり、派遣社員だけで仕事をしているというのは異常ではないでしょうか。

この場合、派遣社員に残業させるのが企業の方針となっており状態化している事も考えられますから、早急に対策を打つ必要性があるでしょう。

仕事の量が多い場合はこうする!3つの対策でストレスを減らそう

いくら派遣の仕事に契約期間が設定されているとは言え、数週間、あるいは数か月間毎日大量の仕事をこなしていては大抵の人はストレスがたまるものです。

少し疲れる程度なら問題はありませんが、最悪の場合身体や精神に不調をきたしてしまう恐れもあるのではないでしょうか。

このような事態に陥ってしまわないためにも、早めの対策を打つ事が望ましいと言えます。

ここでは仕事の量が多い場合に考えられる3つの対策をご紹介しましょう。

① 自分自身に問題があるのならまずは改善に努める

先にご紹介した2パターンの内、こちらは自分自身に問題がある場合の対策となります。

自分自身に問題があって仕事の量が多い場合は、ひたすら改善に努めるというシンプルな選択肢しかありません。

業務を行う上での指示を適切に守れているかを確認するとともに、業務内容の整理とスケジューリングを改めて行いましょう。

他にも派遣社員がいるのなら、その方達と仕事の量が同じかどうか確認する事も必要です。

仮に同じ量の仕事を与えられている場合は、間違いなく自身の業務内容を効率化する事で改善が期待できます。

特に、就業開始から日が浅い場合などは仕事を覚えるのに精一杯かもしれませんが、焦らずにじっくりと改善に努めていくようにしましょう。

② 原因が何であれ、派遣先の上司・社員に相談する

仕事が終わらない原因が何であれ、自身だけで解決出来ないのなら一度派遣先の上司や社員に相談してみるのも対策としては有効です。

これまでの指示が適切に理解出来ているかという問題だけでなく、上司や社員の指示の仕方も、業務を円滑に行えるかどうかという点に関わっているからです。

また上司や社員に業務の効率化や進行具合について報告を行う事で、コミュニケーション上のメリットも期待出来るでしょう。

ただし、この対策法は派遣元の上司や社員が意図的に派遣社員の仕事量を増やしている場合は使えません。

また、単純に仕事量について相談する訳では無く、あくまで業務を円滑に行う事を主軸として相談するのがコミュニケーションの面から見ても良いのではないでしょうか。

③ 派遣会社・営業担当者に相談するのは最終手段

自身で改善を図り、派遣元の上司や社員に相談しても一向に仕事の量が減らないという事はあり得ない事ではありません。

このような場合、最終的には自身が所属している派遣会社や営業担当者に相談する必要性が出てきます。

明らかに入社前に提示された業務内容と異なっている、仕事の量が多すぎる場合などは、相談というより抗議するつもりで連絡しても良いでしょう。

また、自分自身に問題がある場合でも派遣会社や営業担当者に連絡するのは間違いではありません。

派遣会社、営業担当者側からするとそのような業務の相談に乗る機会は非常に多いはずですから、重要なアドバイスをもらえる余地も十分あるのです。

よほど力の無い派遣会社で無い限り、派遣社員の要望が正当であればアドバイスや対策で力を貸してくれるのではないでしょうか。

どうしても仕事量が減らない場合、考えられる選択肢は?

上記でご紹介した仕事量が多い場合の対策をすべて実施したとしても、一向に改善されないという事もあるでしょう。

この時点で派遣会社と派遣先にも相談を行い、自分自身の業務改善も図っている訳ですから、今後もおそらく仕事の量が減るような事は無いと思われます。

このような時、あなたが取るべき選択肢は下記の2つしかありません。

一つずつ詳しくご紹介していきますが、今後の事も考えて慎重に選択するのが良いのではないでしょうか。

特に問題が無ければ契約満了までと割り切って働く

仕事の量は減らないが耐えられないレベルではないなら、いっそ契約が満了するまで割り切って働くというのはどうでしょうか。

派遣の契約期間は案件によって異なりますが、基本的には3か月や6か月といった短い期間に更新日が設けられています。

とりあえずこの更新日まで働く事が出来れば、例え辞めたとしても、満了まで働いたという事で派遣会社に情報が登録されます。

このような場合、期間が短いとは言え満了まで働いていますから、次の案件もスムーズに紹介してもらえるはずです。

ただし、この条件は残業代などがきちんと支払われている事が前提となるのは言うまでもない事です。

また、先にご紹介した業務内容の問題も含まれている事は忘れてはなりません。

どうしても改善されないなら辞めるのも一つの手

派遣会社や派遣元に相談を行ったにも関わらず仕事の量が減らないというなら、契約の満了を待たずに辞めてしまうのも一つの手です。

いくら自分自身の仕事のやり方に問題があるとは言え、身体を壊してしまっては元も子もありません。

例え派遣会社からの仕事の紹介が無くなってしまうとしても、相談を行ってからの退職は真っ当な手段ですから、今後他の派遣会社を利用して働く事も十分可能なのです。

また、サービス残業や仕事上での無理強いがあるなど、明らかに派遣先の企業が原因であるならば、印象など考えずに辞める旨を派遣会社に伝えるべきです。

例え派遣社員であろうと、就労を行う上では必ず労働基準法が適用されます。

どうしても派遣会社が応じてくれない場合は、自身で労働基準監督署を利用するという手もあるのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

派遣は人手が足りていない企業、案件で募集されている事が多いものです。

繁忙期による一時的なもの、人の入れ替わりが激しい等の理由が考えられますが、どちらにしても基本的に仕事の量が少ないという事はまずあり得ません。

しかし、派遣社員が長時間残業しなければならないような案件であれば、そもそも企業や上司の管理体制の甘さが原因だと言えるのではないでしょうか。

仕事の量や正確な残業時間は入社してみるまで分からない事が多いものですが、もし自分自身の業務に問題が無いのなら早急に何らかのアクションを起こす必要性があるでしょう。

今現在、仕事の量で悩んでいるのなら、今回ご紹介した内容を参考に対策を行ってみてはいかがでしょうか。

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