派遣社員の面接のススメ!注意すべき4つのポイントを徹底解説!

派遣社員は選考にあたっての面接が法律で禁止されています。

ですが、実際には顔合わせ面談などである程度の選考が行なわれてしまっています。

顔合わせ面談で企業に好印象を得ることができずに、落ちてしまうといった経験をされている方もすくなくありません。

そこで本記事では、企業の担当者と顔合わせを行う際に気を付けておくポイントについて解説いたします。

何を聞かれても問題ないように、しっかり準備して顔合わせに臨みましょう!

目次

まずは身だしなみ!第一印象を良くするための秘訣

実は、面接の合否というものは半分以上が第一印象で決まっていると言われています。

反対に言えば、第一印象さえしっかり好印象を掴んでいれば、後の面談で多少の失敗があっても問題なく合格できます。

第一印象を良くすることはそこまで難しいものではありません。

少しのコツで、印象はグッと良くなります。

本項では第一印象をより良くするための方法について解説します。

派遣の顔合わせだが、「就職活動」と捉える!

「派遣の顔合わせ」と「就職活動の面接」はどちらのほうが大変だと思いますか?どちらもご自身の人生を左右する大切な行事ですよね。

派遣の顔合わせと聞くと、少し楽な印象を持ってしまいがちです。

派遣会社の担当者も同席しますし、そもそも面談は禁止されているので難しい質問をされることは少ないかもしれません。

ですがここで気の抜いた態度をとってしまうと「働く意欲無し」と捉えられてしまいます。

企業は派遣社員だからと言って大目に見るなんてことはありません。

企業としてもしっかり働いてくれそうな人でないと、費用面で損失が出ますので真剣です。

顔合わせの時間が、自分の人生を左右すると真面目にとらえて、顔合わせに臨みましょう。

身だしなみの三大要素は「清潔感・健康的・機能的」であること!

こちらの要素は、主に新卒採用の身だしなみのコツとして、リクルートサイトなどで挙げられることが多いです。

「清潔感」は人と話をする時には必然的な事ですね。

髪形やヒゲのそり残し、化粧や爪の手入れなどが挙げられます。

またネクタイが歪んでいたり、スーツがシワになっていたりすることもあまり良くありません。

「健康的」は文字通りの意味です。

気だるそうな態度をとったり、言葉遣いに元気が無かったりすると、「この人はお客さんの前でもこのような態度をとるかも」と誤解されてしまいます。

「機能的」は自分がどれだけ効率よく動くことができるかです。

例えば企業の人の前でメモ帳を出そうとしたときに、カバンの中がごちゃごちゃで手間取ってしまうといった事があるとマイナス印象です。

以上が身だしなみの3大要素なのですが、文字だけではわかりづらいかもしれませんね。

インターネットではチェックシートなどを用いて自分の身だしなみを確認できますので、活用してみましょう。

言葉遣いだけでなく、細かな姿勢や態度も見られている!

言葉遣いはある程度練習することで正していくことができます。

しかし細かな体の動きや態度などのクセは意識しないとなかなか直すことができません。

話すときに腕を組んでしまったり、髪の毛を触ってしまったり、小刻みに揺れてしまったりと、自分では何とも思わない事でも他の人から見れば気になってしまうものです。

なるべく膝の上に手を置いて、背筋を伸ばし、相手の目を見るようにしましょう。

また鏡を使って、自分がどのように見えているかを確認することも良い方法です。

派遣会社によっては面接マナーなどの講座を受ける事ができる場合もありますので、自信が無い場合は派遣会社の担当者に確認してみましょう。

過去の自分を正確に伝えよう!企業が気にしている「職務経歴」対策

「この人は仕事がちゃんとできるだろうか」という企業の疑問を解消することができるものが、職務経歴です。

企業の人もその業界のプロですので。

自分が今までどのような仕事を行ってきたか、どれくらいの期間働いたかなどから仕事に関する取り組み方をチェックしています。

しかし、なかなか自分の経歴を人に説明する事は難しいですよね。

本項では、職務経歴をうまく作成するコツを説明します。

話の説得力を上げるコツは「具体性」と「理由」

自分の経歴を説明する際に、ただ単純に「〇〇に入社し、1年間事務を行いました」と説明するより、「〇〇に入社し1年間事務として働いていました。

仕事内容はお客様の注文を受ける際の電話対応、エクセルを使用して社内備品の管理や手配を行いました。

」と説明したほうが企業の人もわかりやすいですよね。

自分がどのような仕事をしていたかを納得してもらうには、具体的なエピソードを盛り込んで話しましょう。

更に具体性を上げるには、数字を入れることも効果的です。

また、業務を行っていた理由なども話すことができると説得力が上がります。

「〇〇ではお客様からの注文が電話であることが多く、電話対応の業務を中心に行っていました。

多い時には1日100件以上電話を取ることもありました」

とすれば、企業の人に納得してもらいやすい説明を行うことができます。

退職理由の説明は、中途採用には避けて通れない道

「なぜ前の会社を退職したのですか」という質問は中途採用の場合かなりの確率で聞かれる事となります。

派遣社員の場合、契約が切れたからという理由があるので回答しやすいですが、可能であればこの質問にも向上心を感じ取ってもらえるような理由を考えましょう。

「以前の会社でも契約を更新することが可能でしたが、色々な職場・環境で経験を積んだほうが自分のスキルアップにもなると思いましたので退職を決断しました」

とすれば、退職という事をマイナスではなくプラスイメージで受け取ってもらうことができるようになります。

本音では仕事が忙しかった・辛かった等、退職理由は様々ですが、うまく良い印象を与えられるように考えておきましょう。

マイナスイメージより、プラスイメージを取り入れた説明を

前述では退職というマイナスイメージをプラスにするように組み立てました。

他にも、言葉の使い方によってマイナスをプラスにできるものはたくさんあります。

「自分にはこの仕事が向いていないと思った」→「新しい〇〇という仕事のほうが、より自分の力を引き出せると思った」

「仕事が忙しくて残業が多かった」→「仕事に長時間取り組んでいる中で、自分の経験を積むことができたので、他の環境で活かしたいと思った」

こうすれば自分の向上心を伝えられ、良いイメージを与えることができます。

特に派遣社員は職務経歴が多くなりがちです。

一つ一つの退職にちゃんと理由を持たせることで、自分がステップアップしているという事を伝えられるようにしましょう。

今の気持ちを感じ取ってもらう、志望動機の組み立て方

志望動機は面接で聞かれる可能性が最も高い内容です。

派遣社員の求人は企業名を伏せられていることが多いので「なぜこの会社を選んだのか」と聞かれることは少ないかもしれません。

ですが派遣先が公開されている求人も存在し、いざ聞かれたときに答えられないという事が無いように志望動機はしっかりと考えておきましょう。

本項では志望動機の組み立て方について説明します。

「なぜこの仕事なのか」をしっかりと考え込む

前述の通り、派遣先が伏せられている求人が多いので、「なぜこの会社を選んだのか」という観点から志望動機を組み立てることが難しいです。

その分、「なぜこの仕事なのか」をその分しっかりと考えましょう。

なぜこの仕事なのかを考えるにあたって、自分の性格は大きなポイントです。

例えば接客業であれば「人と接することが好き」、事務であれば「きっちりとした性格」など、自分の性格が活かせる仕事であることを伝えられるようにしましょう。

本来であればこの次に「なぜ数多くの同じ業務内容の求人からこの会社を選んだのか」と聞かれます。

非公開の求人なので非常に答えづらいですが、聞かれてしまった場合は正直に交通の便の良さ等、自分が選んだ理由を説明しましょう。

自分のスキルや過去の経験をアピールし、今の想いを伝える

職場が多く変わる派遣社員にとって、過去の経験は自己PRにうってつけの材料です。

「自分はこのような仕事を今までに行ってきたので、こちらの業務にもすぐに適応できます」というアピールをすることができます。

仮に経験が少なくても、資格などでスキルがあることを表現できれば、企業にとって好材料です。

今までの働き方を踏まえた上で、新しい会社で働きたい理由をしっかりと述べることができれば、面接で受かる可能性はグッと上がるでしょう。

話し方も重要!真剣さを伝えるために、なるべく丸暗記を避けよう

いざ面接となると緊張してしまい、うまく説明ができない。

なので事前にPR文を考えてそれを暗記してしまおう。

という方をよく見かけます。

丸暗記することは悪いことではありませんが、なるべく避けたほうが無難です。

どうしても思い出して読み上げる事になるので、平坦な音読のような語り口になってしまいがちです。

思い出すという作業が必要な分、声の出し方や表情の作り方に意識が回らなくなってしまいます。

話す内容を決めておくことは重要ですが、一字一句覚えるのではなく、キーワードを用意しておくに留めましょう。

そして本番では声の出し方や表情に意識を向け、印象を良くするようにしましょう。

将来の自分はどうなりたい?前向きな気持ちを常に持つこと!

今までは過去の経験を説明し、新しい企業で働きたいという気持ちを準備する方法を説明しました。

これだけでも企業の人に話は十分伝わりますが、更に将来の自分についても説明することでやる気や向上心をより一層感じてもらえるようになります。

過去の経験をもとにした志望動機だけでは、応募者が多いときに埋もれてしまいがちです。

将来への前向きな気持ちを持つことで、他の人と違った志望理由を話せるようにしましょう。

将来の目標は「仕事への取り組み方」へ繋がる

「自分はこうなりたい」と思って仕事をしていると、仕事の中でもなんとか知識を吸収しようと前向きになります。

知識を多く吸収しようとする人は仕事をこなすスピードも速くなります。

すると会社からしても有力な人材として扱われることになり、時給が上がるなどの成果として返ってきます。

もし「とりあえず仕事をすればいいや」という考え方だけだと、毎日終業時間を確認しながらダラダラと仕事をしてしまいがちになってしまいます。

新しい仕事もなるべく受けたくなくなるでしょうし、スキルアップも望めません。

将来の目標は常に持っておくようにしましょう。

仮に将来の目標がうまく定まらない場合は、将来の目標を見つけることを目標に仕事をしてみてください。

仕事の中から何かを得ようとするだけで、仕事の質が大きく変わります。

派遣は短期契約が前提。

短い期間でどう成長するかが大事

普通の社員だと十数年もの間働く事になるのですが、派遣社員は長くても3年間で契約が終了します。

短い期間の中で学べることは限られてしまいますが、自分がどうなりたいかを考えて、積極的に仕事をこなしましょう。

短い期間で成長するためのコツは、反省と目標立てを細かく行う事です。

仕事は反省と対策を繰り返して成長していくものですので、失敗してしまった理由や自分の目標に届かなかった理由を考え、次の仕事への目標を考えます。

手間かもしれませんが、ノートを用意して書くことで後から見直すことができ、成長を実感することができるので便利です。

日々を充実させることができるように、常に成長を意識して仕事を行いましょう。

どのような仕事でも、学べることはたくさんある

「単純作業がメインだから中々成長の実感が無い」と言って諦めてはいけません。

どのような仕事でも成長の機会はたくさんあります。

例えば単純作業だったら、いかに作業を速く終わらせられるかを考えましょう。

データ入力の仕事だったらタイピングを速くすることで仕事が早く終わるかもしれません。

紙が多い仕事なら、ワードやエクセルなどデータで保管することで次回以降使いやすい資料が出来上がるかもしれません。

速く仕事が終われば、新しい仕事を受ける事ができるようになりますし、空いた時間で資格の勉強などを行うことができます。

常に学ぶ意識を持って、効率よく業務を行えるように努力しましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

顔合わせ面接で好印象を与える為に、やることが多くてうんざりしてしまうかもしれません。

しかし面接で受かるような人は日ごろから意識して色々なことに取り組んでいます。

企業から「この人と仕事がしたい」と選んでもらうために、自分の事をうまく伝えられるようになることは非常に大切です。

自分に自信を持てるようにするためには、日ごろから成長を意識して経験を積みましょう。

ここで紹介した内容を実践すれば、面接だけでなく自分の成長にも必ずつながりますので、自分のできる範囲で少しずつ実践してみてはいかがでしょうか。

そうすれば自分の気持ちにも余裕が持てるようになり、きっと面接でも良い結果が出るようになるでしょう。

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