派遣社員として自由度の高い働き方をしたいのに、なかなか派遣先が決まらない…という事があるかもしれません。

待遇の良い求人には多くの人が応募しますし、その分ハードルが上がって難易度が上がっているという可能性があります。

企業に採用してもらうには自分をPRするほかありません。

自分はどんな人間か、会社にどのように貢献できるかを企業に説明して納得してもらう事が必要です。

本項では、希望した会社で働けるようになるコツを説明いたします。

確認して、希望の会社で働けるよう頑張りましょう。

顔合わせがうまくいかない？面談は自分の思いをしっかり伝えよう！

派遣先との採用の中で一番大切なのが顔合わせ面談です。

実は派遣社員を採用するときは面接をしてはいけないという法律があるのですが、残念ながら顔合わせ時に面談を兼ねているというケースが少なくありません。

逆に言うと、面談が上手くいけば採用される可能性がグッと高くなります。

うまい自己PRを行うには準備が必要ですので、本項のポイントを確認して面談に備えましょう。

自分の経験を練りこんだ志望動機を作って説得力を上げる

志望動機は「過去・現在・未来」を織り込むことで説得力が上がります。

特に派遣社員は短期間で色々な仕事をすることが多くなるので、経験値という点ではどんどん高くなっていきます。

「自分は今までに〇〇という仕事を行ってきたので、こちらの会社でも最大限に力を発揮できると思います」といった形で、自分の昔の経験をどのように今の会社で活かせるかを考えましょう。

また、この会社で自分がどのように成長したいかを考えることで他の人の志望動機と差がつきます。

単純に面接を受ける会社で働きたい理由を述べるだけでなく、自分の過去の経験・将来の目標を説明することで、説得力を高めましょう。

資格などを取ることで他の人と差をつけよう

資格は自分のやる気を見せることのできる最も有効的な手段と言えます。

難しい資格であれば、それだけで働く事に困らないという事もざらです。

かといってそこまで難しい資格を取ることは非常に労力がいりますので、簡単なものでいいので資格を取ることに挑戦してみましょう。

例えば事務系ならワードやエクセルの資格だったり、簿記系の資格だったりを取得すれば価値が高いです。

資格によっては少し勉強しただけで取れる物もあります。

資格を持っていると、この分野に関して向上心があるという事を簡単に表現できますので、日々の中で少しずつ勉強して、習得するようにしましょう。

話し方や身だしなみをチェックして、第一印象を良くしよう

実は、面接の合否は第一印象でかなり決まってしまうと言われています。

どれだけ素晴らしいスキルを持っていたとしても、態度が悪かったり話し方がおかしかったりすると、それだけで落ちてしまう可能性だってあります。

東大生だからと言って、全ての会社で合格できる訳では無いのと同じですね。

話し方や身だしなみというのは、なかなか自分ではチェックし辛いものがあります。

大手のリクルートサイトには身だしなみの簡易チェック表や話し方講座を載せている所もありますので、確認してみてください。

またマナーに関する資格も数多くありますので、自分をチェックする事と合わせて資格勉強も行えば一挙両得です。

企業の人に気に入ってもらえるような第一印象づくりを頑張りましょう。

自分が希望する案件が見つからない？理想の働き方を見つめなおそう

例えば「年収1000万円で週休4日、残業転勤無し」と希望していたとしても、そんな会社なんてありませんよね？派遣社員は自由度の高い働き方を行うことができるので、あれもこれも…と条件を増やしてしまいがちなのです。

更に先ほども述べたように、待遇の良い求人には応募が殺到します。

そうなると高いスキルを持った人や経験豊富な人が選ばれやすくなるので、ハードルが上がってしまいます。

自分が希望する条件をもう一度見直してみて、満足のいく働き方を目指しましょう。

派遣会社の登録は無料。

多く登録して希望する条件を見つけよう

派遣会社は数多く存在し、それぞれが違った個性を持っています。

派遣会社Aでは見つけられなかった希望の働き方が派遣会社Bで見つかった、という事も少なくありません。

更に各社「未公開求人」というものを持っていますので、実際に登録しないと分からない求人も存在します。

派遣会社は1社だけに登録するのではなく、まずは複数の派遣会社に登録しましょう。

研修サービスが充実しているところ、担当者のフォローが手厚いところ、専門的な分野に強いところ等様々ですので、その中から自分に合った派遣会社を選択し、将来のキャリアアップを目指しましょう。

「これだけは譲れない」という内容をしっかり考えて

派遣社員は自由度が高いので、「週3日勤務」「残業無し」「自宅近く」などの条件をかなえやすい事が魅力の1つです。

ですがあまりにも欲張りすぎると求人がなくなってしまうことも事実です。

自分の生活や将来の目標などと照らし合わせて、「この条件だけは譲れない」というものを持って求人を探すようにしましょう。

例えば「自分にはやりたい事があり、その勉強のために働く時間を減らしたい」や「子育てがあるので絶対に残業はしたくない」などですね。

軸を決めていれば仕事を見つけやすくなりますし、いざ働いた時にも満足できる環境になっているでしょう。

自分の生活と仕事の調和を実現することはなかなか難しいものですので、自分の譲れないことをしっかりと考えて仕事を探しましょう。

派遣会社って何かしてくれる？人材派遣のプロにアドバイスを貰おう

派遣会社は派遣先に人材を派遣し、その人が働く事によって手数料を貰って収益をあげています。

つまり派遣会社は派遣される人がいて初めて商売が成り立ちますので、その人材の育成も重要な仕事のうちの１つなのです。

ですので、派遣会社は登録者をほったらかしにせず、色々なアドバイスをしてくれます。

具体的にどのようなことをしてくれるかを説明しますので、派遣会社とのコミュニケーションに役立ててください。

担当者と相談して、自分にあった仕事先を見つけよう

派遣会社に登録すると、基本的に派遣会社の担当者が付きます。

会社によっては複数人に1人の場合もありますが、この担当者が仕事先を探してくれたり、面談に同席したりします。

担当者も派遣先を上手く決めることが仕事なので、その人に合った仕事内容は何か、どういうことを求めているかを親身になって相談に乗ってくれます。

目先の派遣先だけでなく、その人の将来を考えた派遣先をセッティングしてくれる会社もありますので、一度は自分のやりたい事を相談するようにしましょう。

担当者も人材派遣のプロフェッショナルですので、色々な派遣先を教えてくれるでしょう。

また、面接を上手くこなす方法などを聞いてもいいかもしれませんね。

派遣会社によっては研修制度が充実しているので活用しよう

先ほども述べましたが、資格を習得すれば他の人より良い印象を与えることができます。

その資格を習得するための研修はもちろん、資格とは別にビジネスマナーの研修や専門知識の研修を行っている派遣会社も存在します。

登録しているスタッフであれば無料で受講できることもありますので、このような制度を活用することで自分のスキルアップを図ることができます。

独学で勉強するよりも、プロから教えてもらったほうが効率的に学ぶことができますので、派遣会社にその制度がある場合は積極的に受講することをお勧めします。

せっかく中間手数料を取られる派遣会社に登録しているのですから、制度を有効活用することで自分を成長させましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

希望した会社で働けるようになるには事前に準備を怠らないことが大切です。

志望動機を始め、資格の取得や研修の受講などの相談は派遣会社の担当者が親身になって乗ってくれるでしょう。

最終的には自分の将来をどのようにしたいかが大切ですので、目標を実現支えるためにはどうすればよいか、道筋を考えながら動くことが大切です。

目標に向かって努力していることをアピールできれば、希望の企業で就職することも夢ではありません。

日々の忙しさで中々自分磨きを行うことが難しいかもしれませんが、少しずつでいいので行動するようにしましょう。

皆さんが成長できることを心より願っています。