派遣社員の不安!仕事に自信がない場合の対処法や考え方とは?

仕事に対して、「自信がある」と答えられる方は多くないでしょう。

特に派遣社員として働く方は、企業から“即戦力”として求められることも多いため、「期待に応えられるのか?」「続けられるのか?」と不安を感じる方も多いはずです。

その中で、無理に自信を持とうとしては逆効果となります。

正しく自信を持つためには、自身に対する捉え方や考え方を根本的に変えていかなければなりません。

そこで今回は、派遣社員の方ができる「仕事に自信が持てない場合の対処法や考え方」を紹介していきます。

目次

派遣先での仕事に自信がない…その場合の対処法は?

派遣社員として働いていると、雇用条件が先行して企業情報は後、というケースはめずらしくありません。

その中で、「仕事内容は希望通りだけど、この会社で自分のスキルが通用するか自信がない」と悩むことがあるはずです。

たとえば派遣先との顔合わせなどで「思っていた業務内容と違った」「想像してたより求められるスキルが高い」など、事前に考えていた想定と大きく異なる場合もあるでしょう。

派遣先でやっていける自信がないとき、どのように対処していくべきなのでしょうか? ここからは、派遣先での仕事に自信がない場合にできる“対処法”を紹介していきます。

良い経験と捉える!誰でも最初は自信が持てないもの

求められるスキルが想定よりも高くて仕事がうまくいかない際には、「これも良い経験だ」と前向きに考えることも選択肢のひとつとして挙げられます。

最初から萎縮して仕事をすると、せっかくの経験やスキルも宝の持ち腐れです。

派遣社員に対しては“即戦力”としての期待がされる傾向にありますが、そればかり気にしていても仕方ありません。

あなたがその会社へ紹介されたり、実際に働いたりしているということは、企業からどこかしらの点を認められたからこそのはずです。

特に働きはじめの頃は、いくら経験があっても大なり小なり“不安”を感じるもの。

しかしそれを乗り越えてはじめて、自信がついて実力が存分に発揮されていくのです。

たしかに最初はつらいかもしれませんが、この経験を“良い経験”と考えられるようになれば「大きな一歩を踏み出せた」と言えるでしょう。

派遣会社へ相談!正直に「自信がない」と伝える

ただ中には「どうしても自信が持てない」と悩む方がいるはずです。

その場合は派遣会社に相談することをオススメします。

“悩み”は誰かに聞いてもらうだけでも気持ちが楽になりますし、担当者からは違う視点でのアドバイスがもらえるでしょう。

もちろんこの際は、辞める前提でなくてもかまいません。

「派遣先での仕事に自信が持てない」「求められるスキルが高すぎる」など、派遣先の企業に相談しづらいことも話せるため、自信を失っている理由なども相談ができるはずです。

ただ、いくら相談するとは言っても、派遣会社の回答に依存することはやめましょう。

というのも、派遣会社というのは「人材を企業に紹介してなんぼ」のサービス。

いくらあなたが仕事を辞めたいと相談しても、「大丈夫」「心配する必要はない」と強引に継続を勧められる可能性も考えられます。

ですので、派遣会社に対しては“相談”をするのみで、最終的な決断は自分自身がするという覚悟のもと、相談するようにしましょう。

派遣先での仕事に自信がないときにできることとは?

派遣先の仕事で「自信がない」と悩んだとしても、すぐに「辞めたい」と考える方はそこまで多くないでしょう。

それよりも先に考えるのは、「どうすれば自信を持って仕事ができるか?」ということではないでしょうか?

もし自信を持てれば、派遣先の仕事を辞める必要はありませんし、いまよりポジティブに仕事へ向き合えるはずです。

ここでは、派遣先での仕事に自信がない場合にできる考え方を紹介していきます。

この考え方は決して特別なことではありませんので、できる部分から少しずつ取り組んでいきましょう。

自分の強みは?派遣社員として戦える武器を知る

人はそれぞれ、“強み”と呼ばれる部分を持っています。

あなたは、自身が持つ“強み”を正しく把握しているでしょうか? 当然ですが、「自分の強みを知る」というのは自信に直結するのです。

あなたが派遣社員として働いているということは、何かしらの部分で企業に認められた結果とも言えます。

その評価された部分を、あなた自身がないがしろにしていませんか? 残念なことに、ほとんどの人が「自分の強みを知らずに」生活したり仕事をしたりしているのが事実です。

「仕事に対して自信がない」と感じたときこそ、「自分には何ができるのか?」と考え直すことをオススメします。

このとき自分ひとりで悩み続けるのではなく、何かしらのサービスや周囲の人に協力を得ながら自身の強みを把握していくといいでしょう。

他の社員と比べない!自分には自分の強みがある

「自信がない」と悩む原因のひとつとして、他人と自分を比べすぎることが挙げられます。

自分よりも優秀な人を見て「あの人はあんなに優秀なのに自分は…」と、知らないうちに自分を追い込んではいませんか?

他人と比べすぎるは、どれだけ自分が成長して成果を出したとしても「あの人はもっとすごい…」と考えるためキリがありません。

どれだけ頑張っても自分を認められませんし、自信がつくことはないでしょう。

他人と自分を比べて「自分には〇〇が足りない」「〇〇なら負けない」とモチベーションにつなげるのはポジティブなことです。

しかし他人と比べることで自分を卑下してしまうのであれば、まずは比較をやめて「自分には何ができるのか?」と自分自身と向き合うようにしましょう。

完璧主義はやめる!すべてを完璧にこなすのは不可能

あなたも、“完璧主義”という言葉を耳にしたことがあるはずです。

完璧主義というと聞こえがいいので勘違いしがちですが、仕事において完璧主義というのは「自信を奪う考え方」とも言えます。

完璧主義というのは文字通り「すべてを完璧にこなす」という考え方。

すなわち、すべてを完璧にできない限りは「仕事がうまくできた」という実感が得られないとも言えるのです。

常に完璧な仕事をするというのは不可能ですし、何より周りは完璧を求めていない場合がほとんど。

にもかかわらず、ひとりで完璧な仕事を求めては失敗を繰り返し、結果「自分は失敗したんだ」と自信をなくしていってしまいます。

もし完璧主義に心当たりがある方は、この考え方を治さない限り自信がつくことはありません。

ですので、まず「周囲は完璧を求めていない」と考えるところから始めましょう。

小さな目標を立てる!「やればできる」の経験は強い

先述の完璧主義では、「失敗した」という実感が自信を奪っていくと説明しました。

実はその逆もまた同じで、「できた」という実感こそがあなたに自信を持たせるのです。

ですので、「できた」という実感を得るためにも、何かしらの“目標”を立ててそれを達成する努力をしましょう。

この「目標を立てる→努力する→達成する→さらなる目標を立てる」というサイクルを続けていけば自然と自信がついていきます。

ここでの目標は小さなものでもかまいません。

たとえば、日々の仕事ならば「今日はこの仕事を○分で完了する」「今週は〇〇件の入力を済ませる」など、日々取り組める小さな目標を設定しましょう。

目標を立てて達成することを繰り返すと「やればできる」という実感が積み重なり、仕事に対する自信へと繋がっていくはずです。

自信がないは勘違い?視点を変えて前向きに

正社員であろうと派遣社員であろうと、仕事に対して「自信がない」と悩む方は少なくありません。

ほとんどの人は仕事に対してどこかしらで“自信のなさ”を抱えており、その悩みと戦いながら日々の仕事をこなしています。

ただこの“自信のなさ”は、本当に悩むべきことなのでしょうか? というのも、仕事に対して自信がないということは「自分じゃできないかもしれない」「能力不足かもしれない」という「〇〇かもしれない」という悩みがほとんど。

しかしここで視点を変えてみると、「周囲と協力すればきっとできる」「自分には〇〇の能力はある」とも言えるのです。

もちろん「仕事に対する自信のなさは視点の問題であり、すべてが勘違いだ」などとは言いません。

しかし、「モノの見方を変えるだけで、突破口が開けることもある」ということは覚えておくべきでしょう。

まとめ

正直なところ、自分の仕事に対して「100%自信がある」と答えられる方は少ないでしょう。

働く人は皆、正社員であろうと派遣社員であろうと、どこかしらで“自信のなさ”を抱えながら日々の仕事をしています。

そのうえ派遣社員として働くというのは、環境が次々と変わったり指導を受ける機会が少なかったりと、どうしても「自信が持てない」と感じてしまう環境であるのも事実。

この部分とうまく付き合っていくことは、派遣社員として働くうえでかなり重要なポイントと言えるでしょう。

仕事に対する自信をつけるためには、自分自身と向き合い「何ができるのか?」「何ができたのか?」について知るべきです。

このことを正しく理解しながら仕事に取り組んでいけば、自然と自信がついていくでしょう。

自分の強みを知るうえで大切なのは、“視点”を切り替えるということ。

これは自分の中の視点はもちろん、周囲の人に長所を聞くなどの“別の視点”を持つという考え方も含まれます。

うまく自分を把握し、自信を持って仕事に取り組めるようにしましょう。

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