派遣先の仕事が理不尽で疲れる!我慢を減らすための対処法とは?

派遣社員として働いていると、「理不尽だなぁ…」と感じることがありませんか? 上司からの指示や正社員からの扱いなど、多くの場面で“理不尽”を感じるはずです。

派遣社員という立場上、どうしても正社員に対して言いたいことが言えずに我慢する方は多いでしょう。

しかしそれでは、いつかあなたに我慢の限界がきてしまうかもしれません。

ですので、派遣先で理不尽を感じた際は何かしらの“対策”をとることが大切です。

そこで今回は、派遣先での仕事で理不尽を感じたときの対処法や考え方を紹介していきます。

目次

理不尽を感じている人はもっと声に出していい

派遣先での理不尽に対処するべきとはいえ、実際に正しい対応をするのはむずかしいこと。

理不尽を感じたとしても、他の社員が我慢していたら「自分も我慢しなければいけないのか…」と感じてしまうでしょう。

しかし理不尽を感じる基準は人それぞれであり、明らかに「おかしい」と感じたときには声を出していくべきです。

社会人として働く以上ある程度の我慢は必要ですが、それが原因であなた自身がダメになってしまえば元も子もありません。

大切なのは、「一度でも声を出すこと」。

一度声を出せば相手も「この人は意見してくる」と認識するでしょうし、理不尽な扱いをされる機会も減っていくはずです。

仕事であろうとも我慢のしすぎは毒にしかならないため、理不尽に対して何かしらの“声”を上げていくべきでしょう。

仕事で理不尽を感じたときの5つの対処法とは?

先ほど「派遣先での理不尽に対して声を出していくべき」とお伝えしました。

しかしこれは、「理不尽に対して反論して真正面から戦うべきだ」と言っているわけではありません。

理不尽への対処方法というのは、あなた自身の考え方や派遣先企業の風習や制度など、置かれている状況によって方針を変えていく必要があるのです。

ここでは、派遣先で理不尽を感じたときの“対処方法”を5つ紹介していきます。

あなたが持つ考えや環境に合った対処をして、より良い気分で働けるような環境づくりをしていきましょう。

反応をしない!「こういう人なんだ」と認識する

まず1つ目の対処法としては、「過剰に反応しない」ということが挙げられます。

「声を上げるべきと言っていたのに反応しないのか?」と感じるかもしれませんが、この「反応しない」も理不尽な相手への対処法として効果的な一手なのです。

理不尽な人というのは、ストレス解消や権力の誇示、嫉妬心などの理由から、あなたに対して理不尽な扱いをしている可能性が高いと言えます。

そしてこの共通点として挙げられるのが「相手を痛めつけることで満足感を得る」ということ。

つまり理由はどうあれ、相手は「あなたを痛めつけることで満足感を得ている」のです。

そんな相手にわざわざ反応する必要はありませんし、過剰な反応をすると相手も満足感を得るため、より理不尽な扱いが増えていくでしょう。

とはいえ、無視をしては仕事に影響が出てしまうのでオススメしませんが、「この人はこういう人だ」と“反面教師”として捉え、過剰な反応をしないのがベストと言えます。

メモを取る!記録されていることを自覚させる

次に、理不尽な扱いをする相手から何かしらの指示や指導を受ける際には「メモを取る」ことをオススメします。

相手をおとなしくさせる手として、メモなどに記録することはとても効果的です。

人は誰しも、自身の言動を記録されるのは嫌がるもの。

特にあなたに対して理不尽な扱いをしている相手は、「どこかに言いつけられるんじゃ…」と不安を感じるでしょう。

そうなればこちらのもので、理不尽な言動は徐々に収まっていくはずです。

またメモを取ることは、万が一の際に“証拠”としても役立ちます。

理不尽な相手というのは、あなたに対して責任を押し付ける傾向にあるはずです。

その際もメモという“証拠品”があれば、相手の言い分に反論できる材料となるでしょう。

他の上司や責任のある立場の人へ相談する

残念なことに、世の中には「派遣社員だから」という理由だけで扱いを変える人は少なくありません。

その非生産的な考え方によって、深刻な悩みを抱えている派遣社員の方は多いでしょう。

とはいえ、派遣先の会社にいるすべての人が理不尽なわけではなく、中には話がわかる上司や他の役職者がいるはずです。

その場合は、その上司や他の役職者に相談することも効果的な対処方法のひとつと言えます。

もちろん、その相談相手が問題を解決してくれる保証はありませんが、あなたが声を上げないと解決に向かわないのも事実。

理不尽な言動を知る人を増やすだけでもポジティブなことですので、ダメもとで相談してみるのもいいでしょう。

結果を出すことに集中!スキルの高さを証明する

派遣社員というだけでなぜか見下したり、理不尽な扱いをしたりする人は多いでしょう。

しかし下手な正社員よりも、派遣社員のほうが高いスキルを持っている傾向にあることは覚えておくべきです。

そのスキルを活かし、「周りに自分を認めさせる」という意識も大切になります。

基本的に会社というのは、役職はどうあれ“能力が高い人”が優遇されるもの。

あなたが他の社員から「仕事ができる人だ」と思われれば、あなたを支持する人が増え、理不尽な相手と戦う味方も自然と増えていくでしょう。

いまの会社で派遣社員として働いているということは、何かしらもスキルを会社から評価されているはずです。

言い方は乱暴ですが、まずは「スキルを存分に発揮して結果で黙らせる」くらい強い気持ちも必要になってくるでしょう。

辞めることも検討!派遣会社とじっくり話し合う

理不尽な相手への対処として、“退職”は立派な選択肢のひとつです。

「どうしても相手と仕事ができない」と判断すれば、派遣会社の営業担当とも相談しながら進退を決めるべきでしょう。

中には「他の社員が我慢しているのに自分だけ辞めてもいいのか…」と心配する方がいるかもしれません。

しかし「もう続けられない」と悩むほどの理不尽な対応をされていれば、その会社での仕事を続けることにメリットは少ないでしょう。

もちろんこのような状況は、会社を退職する正当な理由となります。

ただ気をつけたいのが、派遣会社にとって派遣先は“お客様”でもあるということ。

派遣会社の営業担当によっては「まだ大丈夫」「もう少しがんばって」など、強引に継続を勧められる可能性も考えられるため、しっかりと自分の意思を持ったうえで派遣会社には相談するようにしましょう。

まずは自分から!相手ではなく自分を変えよう

ここまで、派遣先の理不尽な相手への対処方法を紹介しました。

中には、「相手が悪いのに、なんで自分側が対処しなければいけないのか」と感じる方がいるかもしれません。

大前提として、心を入れ替えて言動を改善するべきは本来ならば理不尽な相手のほうです。

しかしその一方で、他人の言動を根本から変えるのは極めて困難であることも事実。

あなたがいくら「相手の言動を変えたい!」と望んだところで、より相手との関係がこじれるだけで改善は遠のいてしまうでしょう。

このような状況で大切なのは、「まずは自分が変わる」という意識です。

それが根本的な解決まで至るのには時間が必要ですが、あなたが変わらない限り問題は解決しないでしょう。

先ほどもお伝えした通り、何かしらあなた側にできる対処はあります。

普段の仕事への取り組み方や理不尽な相手への対応など、まずはあなた自身ができることから取り組む意識が必要です。

まとめ

世の中には、他人に対して理不尽な扱いをすることで自身の心や権威を保っている人がいるのが事実です。

被害にあっている方は日々ストレスを感じ、仕事が嫌になってしまっているでしょう。

特に派遣社員として働く方は、正社員との扱いの差などに違和感を感じることも多いはずです。

しかし、そのような人とまともに接するのは時間の無駄とも言えます。

あくまで仕事上のみで関わる相手に過ぎませんので、うまく距離を取りながら接することが大切です。

理不尽な相手に限らずですが、「相手の言動を変えよう」と考えるのはオススメしません。

よほどのことがない限り他人の言動は変わりませんし、理不尽な扱いをしてくるような相手には逆効果ともなる恐れがあります。

もしあなたが「相手を変えること」にエネルギーを使っているのであれば、すぐに考え方をシフトしていくべきです。

大切なのは「自分から変わること」。

これはもちろん理不尽な扱いに我慢して適応するという意味ではなく、「自分側で改善できることをしながら、うまく距離を置いて接する意識を持つこと」です。

理不尽な相手に対して適切な“処理”をしつつ、仕事に集中できる環境を作っていきましょう。

目次
閉じる