派遣先の飲み会に行きたくない!そんな時に考えるべき5つのポイント

上司や社員との交流を深め、仕事以外でのコミュニケーションの場として認知されている会社の飲み会。

しかし、実際に参加してみると気を使わなければならない場面も非常に多く、そのような飲み会が苦手だと感じている方が多いのも事実です。

ここでは、派遣先の飲み会に行きたくない場合に考えるべきポイント、注意点などについてまとめています。

「飲み会が苦手」と感じている方は、この機会に是非ともチェックしてみてはいかがでしょう。

目次

会社の飲み会に対する考え方、昔と今ではどう違う?

2018年に入ってからはほとんど聞かなくなりましたが、少し前には「若者の○○離れ」という言葉がメディアで頻繁に取沙汰されたのは記憶に新しい所です。

その中には「若者の酒離れ」「若者の飲み会離れ」という言葉も含まれており、飲み会に行きたくないと思っている社会人が増えて来ているという実情が浮き彫りとなりました。

しかし、歓迎会・送別会をはじめ会社の飲み会に参加する機会は以外と多いはずです。

ここでは、会社の飲み会に対する考え方は昔と今でどう変わってきているのか知っておきましょう。

「コミュニケーション」は大切、でも「ノミュニケーション」は時代遅れ

就職や転職のマッチングサイトを運営している事で知られるエン・ジャパンが2017年度に実施した調査(「エン・ジャパン 派遣社員の職場での実態調査」https://corp.en-japan.com/newsrelease/2017/9853.html

)から、派遣社員が職場での人付き合いに対してどのように考えているかを知る事が出来ます。

サイトを利用している534名の派遣社員にアンケートを取ったところ、67%が派遣先で「仕事以外で人付き合いがある方が良い」と回答。

その理由としては「コミュニケーションは大事」というものが最多でした。

しかし、好ましい派遣先企業の雰囲気については「飲み会などの参加が自由」という項目が一番多く支持されています。

また、仕事以外の人付き合いが無いほうが良いと答えた割合が33%あるのも見逃せません。

これらの事を含めて考えると、コミュニケーションは大切だが頻繁に飲み会に参加する所謂「ノミュニケーション」は時代遅れだと感じている方が多いのではないでしょうか。

飲み会に対する考え方は少しずつ変わってきている

上記の内容通り、派遣社員をはじめとした社会人の飲み会に対する考え方はどちらかと言えばドライなものです。

ともすれば上司の機嫌を窺う接待のような内容の飲み会も中にはありますから、自分の時間を大切にしたいと思う社会人が増えているのは当然の事なのかもしれません。

また、まともな企業・上司であれば必要以上の飲み会を控えるように努めているはずですから、昔とは違い社会全体の飲み会に対する考え方が変わってきていると言えるでしょう。

ただし、歓迎会や送別会など重要な意味を持つ飲み会は存在します。

契約期間が長い場合、更新を望んでいる派遣社員であれば今後の事も考えてなるべく断らないようにしておくのが賢明な判断ではないでしょうか。

飲み会に行きたくないのなら考えておくべき5つのポイント

もし、あなたが飲み会に行きたくないと考えているなら、上手い断りの理由を必死に探しているのではないでしょうか。

しかし、節約や人間関係など理由はどうであれ飲み会に行きたくないと思っているなら考えておいて欲しいポイントが5つあります。

送別会や歓迎会を除いた飲み会は一見仕事の延長のようにも思えてしまいますが、決してデメリットばかりではないのです。

派遣の契約上の観点からもご紹介しますので、この機会に会社の飲み会について改めて考えてみましょう。

コミュニケーションという意味でのメリットも多い

先の項目で「ノミュニケーションは時代遅れだと感じている方が多い」とご紹介しました。

しかし、飲み会だからこそ出来るコミュニケーションがあるというのは紛れもない事実です。

お酒が入る事で普段話せないような事が話せるのは、飲み会のメリットの一つだと言えます。

会社ではどうしても付き合いづらかった上司や同僚と本音で話す事で、その後会話の頻度が増え業務を行いやすくなったというのは珍しい話ではありません。

飲み会の参加で判断されるというのは本来良くありませんが、中には待遇自体が劇的に改善されたという派遣社員も存在するのです。

いくら立派な社会人とは言え、上司や同僚もあなたと同じ人間です。

派遣社員との接し方に悩んでいる方も一定数いるという事を覚えておきましょう。

飲み会を断っても派遣の「契約上」は問題無い

ごく当たり前の事ですが、会社の飲み会に参加しても当然業務扱いにはなりません。

派遣の契約上から見ても飲み会を断ってもまったく問題は無いという事になりますが、裏を返せばその人の判断で参加するかどうか決める必要があるという事になります。

どうしても飲み会に出られない場合を除き、断りの理由を考えるのはなかなか大変なものです。

人によってはいっその事飲み会を業務扱いにして欲しいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

どうしても飲み会に出たくないのなら、「契約上は何も問題は無い」と割り切って適当な理由をつけて断るのも一つの手です。

何度も断っている場合を除き、一度や二度飲み会に参加しなかったからと言って今後の付き合いに悪影響が出るような事は少ないでしょう。

最も重視するべきは自分が参加したいかどうか

コミュニケーションをはじめ、飲み会にはいくつかのメリット・デメリットが存在します。

飲み会に行きたくないと考えている方の多くは、このメリットとデメリットを天秤にかけて悩んでいるのではないでしょうか。

しかし、飲み会に参加するかどうか決める上で最も大切なのはメリット・デメリットではなく「自分が参加したいかどうか」なのです。

無理をして飲み会に参加したはいいものの、ストレスが増えたり生活費が不足してしまうような事態になってしまうなら元も子もありません。

既に飲み会に参加したくないと思っているのなら、角が立たないように断るのがベストな選択肢です。

逆に、少しでも興味があるのなら積極的に参加してみる事をおススメいたします。

飲み会を断る際は最低限マナーに注意しよう

どのような理由であれ、飲み会を断るのなら最低限マナーに気を付けなければなりません。

親の介護・子供の面倒・冠婚葬祭など重要度の高い理由であれば正直に話せば間違いないでしょう。

しかし、ここで問題なのは重要度の低い理由で飲み会を断る場合です。

例えば、「疲れているのですぐに帰りたい」「飲み会が苦手」という理由で断れば参加はしなくて良くなるかもしれませんがまず間違いなく角が立ってしまいます。

そもそも、このような理由を正直に話すのは今後の職場での人間関係も考えるとあまりおススメは出来ません。

強引に飲み会への参加を求められるようなら、嘘も方便と割り切って「どうしても参加出来ない理由」を考えておく必要があるのです。

派遣先によって飲み会に対する意識の違いがある

飲み会を行っているかどうか、その頻度などは企業によってかなりの差があるのではないでしょうか。

歓迎会・送別会・忘年会などを毎年必ず行っている企業もあれば、まったく行わないという企業も存在します。

上司や同僚が開く小規模の飲み会については入社してみなければ分からないものですが、企業が飲み会を行っているかどうかは派遣元の営業担当者に確認をしておく事である程度知る事が出来るでしょう。

また、顔合わせで飲み会の有無や参加の自由度を確認しておくのも一つの手段です。

派遣会社から派遣先企業の情報を得る事が出来るのは、ある意味派遣社員のメリットだと言えます。

派遣先企業とのミスマッチを無くすためにも、事前に派遣会社の営業担当者と相談を行っておくのがおススメです。

まとめ

会社の飲み会に参加するかどうか迷っているという方は、派遣社員でなくとも以外と多くいらっしゃるかもしれません。

派遣社員の評価はあくまで適切に業務を行えているかどうかで決まりますが、それは上司や社員と問題無くコミュニケーションが取れている事が前提です。

コミュニケーションの問題点がお互いの事を理解出来ていない事にあるなら、上司や社員と飲み会で親睦を深めるのは確実にメリットがあると言えるでしょう。

逆に参加したくないと思っているのであれば、適当な理由で断っても派遣の契約上はまったく問題が無いのです。

記事内でご紹介した通り、最終的には「自分が参加したいかどうか」を第一条件に飲み会に参加するか検討してみてはいかがでしょうか。

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