仕事を続けているとどうしても出てくる仕事への飽き。
そうした仕事への飽きは「転職をすれば改善される」と考え、転職を決断する方も大勢います。
しかもそれは、転職に対するフットワークの軽い派遣社員の方ならなおさらで、仕事に飽きるせいで「同じ仕事を続けるのが難しい」、「転職ばかりで落ち着かない」という問題を引き起こす原因にもなっているのではないでしょうか。
今回はそうした仕事に飽きた人、飽きやすい人におすすめしたい考え方を3つご紹介させていただきます。
派遣仕事が飽きた人に起こる負の連鎖とは?
派遣仕事に飽きてくると、様々な負の連鎖が起こるようになります。
そうした負の連鎖は仕事へのモチベーションだけでなく、冒頭でも紹介した仕事を継続することの難しさというのも含まれてくるでしょう。
「仕事に飽きる」というのは至極シンプルな感情ですが、そのせいで被るデメリットには様々なものがあり、その影響もかなり大きくなることが予想されます。
ここではそうした負の連鎖、デメリットについて見ていきましょう。
効率がガタ落ち!仕事が進まなくなる
仕事に飽きが出てくると、「仕事が進まなくなる」ことが考えられます。
それはモチベーションの低下であり、モチベーションが下がったまま仕事の効率は上げることはできません。
飽きる前まではテキパキとこなせた仕事も、飽きた今では全くテンポよく進まなくなるのです。
仕事が進まないと、また別の仕事が溜まってしまい、その仕事を消化している間にまた別の仕事が溜まるといったことにも繋がり、あなたの前には常に仕事の山ができてしまうでしょう。
そうした山積みの仕事にあなたはまたモチベーションを落とし、心身に大きなストレスを抱えるようになるかもしれません。
するとまた仕事が手につかなくなり、あなたはどんどんと厳しい状況に置かれてしまうでしょう。
一体どうした?仕事が進まず信頼関係にヒビが入る
仕事に飽きが出てくると、「同じ職場で働く上司・同僚との信頼関係にヒビが入る」ということも考えられます。
通常、仕事というのは1人で取り組むのではなく、チームプレーで行うことが多いでしょう。
仮に個々で作業をすることがメインであったとしても、定期的な会議などでその進捗を報告する機会もあります。
そのタイミングで、仕事飽きてしまったあなたは全く自分の仕事をこなせていなかったり、覇気が感じられなかったりすることもあるのではないでしょうか。
当然、そうした人に良いイメージを持たれるわけはありませんから、信頼関係にヒビが入ってしまいます。
さらにそうした姿を自分よりも若い部下に見られるのも芳しくありません。
また、派遣社員という立場の弱さもあり、ただでさえ仕事に対して努力する姿を見せなくてはならないのに、仕事に飽きたことを理由にそういった姿を見せていると、今後の契約更新にも響くことでしょう。
もう辞めたい…、仕事を続けることが辛くなる
仕事に飽きたことで仕事を頑張れない辛さ、しかし仕事をしなくては生きていけないというジレンマは、本人が1番にわかっていることでしょう。
そうした生活を続けていると「仕事を続けることが辛くなる」のは当然で、仕事を続ける必要性は理解しつつも辞める選択肢の方を模索することもあるのではないでしょうか。
最初は「何となく慣れてきたな」くらいの感覚だったものが飽きへと変わった瞬間、そのカウントダウンは始まっているといえます。
それでも無理に続けていれば、心か身体にストレスが溜まり、どちらかが悲鳴をあげるようになってしまいます。
そうなる前に必ず対処しなくてはなりません。
発想の転換!派遣仕事を飽きさせない考え方3つとは?
それでは派遣仕事を飽きさせない考え方についてご紹介していきます。
あなたが今取り組んでいる派遣仕事を続けるために必要なのは、なんと言っても「発想の転換」でしょう。
ここで紹介する考え方については、まず一旦現在持っている先入観を抜きに検討してみてください。
ここで紹介する派遣仕事に対する発想の転換ができるようになると、メリハリがついて今感じている飽きを取り除くことも、これからの飽きを予防することもできるでしょう。
ぜひ試してみてください。
自信をもとう!飽きたことは仕事に慣れたということ
仕事に飽きたということは、「仕事に慣れた」ということと同義と考えて良いでしょう。
今まであなたは仕事に対して様々な苦労を抱えてきたはずです。
しかしその度にあなたは繰り返し努力し、問題解決や成果を出すために日々精進を続けてきました。
その結果が仕事への飽きであり、慣れでもあるのではないでしょうか。
つまり、今のあなたはその仕事に対して綺麗に順応できているということであり、仕事を問題なくこなせているということでもあります。
その事実をもっと褒めて、自分の自信へと変えてみてはいかがでしょうか?自分への自信を糧に努力できる人は、そこからもっと伸びることができます。
自分をもっと褒めてください。
そして自分の可能性を信じてみてください。
あなたはまだまだこれからです。
環境の変化!新しい業務・役職への挑戦を考えよう
派遣仕事では自らが取り組む仕事を選ぶということに関しては、自由度が低いかもしれません。
その都度勤務先の指示に従い、言われるがまま働いている方も多いのではないでしょうか。
しかし、そうした自らが希望しない仕事ばかりに取り組んでいれば、やり甲斐も感じられず飽きを感じるのも当然のことといえます。
だからこそ、時には「新しい業務・役職へ挑戦する」ということも考えても良いのではないでしょうか?
人には適材適所というものがあります。
そうした場所に挑戦する際には困難もついてくるかもしれません。
しかし、本当の意味で自分に合った場所を見つけられればあなたは自分の持ち味をもっと活かすことができるはずです。
もちろん、環境を変えることによって、新鮮な気持ちで仕事に取り組むこともできるでしょう。
挑戦の機会がある際は、ぜひ前向きに検討してみましょう。
新しい情報と観点を吸収!色々な人とたくさん話そう
仕事に飽きた時、それはアウトプットのやり過ぎで、インプットが足りていないのかもしれません。
その場合は「色々な人とたくさん話す」ということを意識してみてください。
話し相手は同じ職場で働いている人でも構いませんし、自分とは全く違う業界の人、仲良くなった得意先の人でも良いでしょう。
人と話すことによって自分の知らなかった情報を手に入れて、仕事における自分の可能性を広げるヒントを手に入れられるかもしれません。
また、人と話すことは自分を俯瞰することにも役立ちます。
相手が自分に対して抱いているイメージを聞きながら、今置かれている状況を俯瞰してみましょう。
すると、仕事に対して飽きる理由も、仕事に対して今自分がすべきことなども新しく見えてくるかもしれません。
多少の時間を使ってでも人と話すことは、悩める自分にとって得になることの方が多いはずです。
次の職場へ行くのもアリ!派遣のメリットはフットワークの軽さ
今回ご紹介した考え方を実践してみても仕事に対する飽きが解消できなければ、「転職をする」というのも打開策でしょう。
飽きを理由に転職するとなると「それは逃げだ」と捉える方もいますが、決してそうではありません。
文中ですでにご紹介しましたが、転職は今ある自分をさらに輝かせるためのものであり、非難されるようなことではありません。
それに派遣社員として働くことの大きなメリットは、フットワークの軽さでしょう。
あなたもそのフットワークの軽さに憧れて、派遣社員として頑張っている部分もあるはずです。
転職を恐れる必要はありませんし、むしろそうした行動に出られる人のほうが現代社会では救われるのかもしれません。
臆することなく前向きに行動していきましょう。
まとめ
仕事に対する飽きは誰にもやってくるものですが、それによって1人で悩んでしまう人は大勢います。
「仕事の効率が悪くなる」、「信頼関係に悪影響が出る」「仕事を続けるのが辛くなる」など、どれも改善すべき問題ばかりが起こるようになるでしょう。
しかし、そうした問題は「仕事に飽きたということは慣れたということ」、「新しい業務・役職に挑戦する」、「色々な人とたくさん話す」といった、発想の転換によって改善していくことが可能です。
考え方次第で仕事への飽きは強さに変えることもできますし、上手に付き合っていくことができるのです。
仮にどうしても飽きが解消できない場合は、転職するのも有効な選択肢でしょう。
同じ職場で無理をし続けるよりは、転職をして一気に環境を変えることの方が、飽きに対する有効な解決策となる場合もあります。
今の自分を諦めないこと、状況の改善に向けて努力することを怠らないでください。