派遣で働こう!派遣会社の登録5STEPと登録前に確認しておきたいこと

限定された仕事をやりたい、プライベートも大切にしたい、そんな方に選ばれることが多い働き方に派遣社員があります。

しかし、正社員や契約社員などの直接雇用と違い、どうすれば派遣社員として働けるのかわからない人もいるでしょう。

派遣社員として働くには、まず派遣会社へ登録する必要があります。

登録会で行われることは今後の働き方に関わることが多いため、登録会に参加する前に準備しておきたいことや、登録会で行われることを確認しておきましょう。

目次

派遣社員で働くときは派遣会社への登録が絶対に必要

派遣社員として働く時は、派遣会社の営業担当(派遣コーディネーターと言うこともあります)から仕事の紹介をしてもらいます。

派遣会社にあるたくさんの案件の中からスキルや条件にあった仕事を紹介することになるのですが、仕事を探している人の情報が何もなければ合う仕事を紹介することはできません。

そのため、派遣で働く時には必ず派遣会社に登録する必要があるのです。

登録することで、自分のプロフィールやスキルを派遣会社に知ってもらうのはもちろん、働き方などの条件も伝えることができます。

たくさんの情報を派遣会社に伝えるのは大変手間がかかりますが、満足のいく派遣先を紹介してもらうためにも決して欠かすことのできない工程なのです。

登録する派遣会社を検討する方法は大きく分けて2種類

派遣で働こうと考えた時に、まず考えることと言えば、登録する派遣会社を決めることです。

派遣事業を行っている会社は数千件あり、その中から登録する派遣会社を検討するのはかなり大変です。

派遣会社を検討する方法としては大きく分けて2つあります。

1つ目は派遣会社の特徴から選ぶ方法です。

派遣会社によって様々な特徴があり、職種問わず案件をたくさん抱えている大手派遣会社や、エンジニアや管理職など職種やポジションに特化した派遣会社もあります。

自分の条件に合う特徴をもった派遣会社があれば、登録検討してみましょう。

もう1つは、気になる仕事情報を見つけ、その案件をもっている派遣会社へ登録する方法です。

派遣会社のwebサイトや、派遣求人サイトなどから、具体的な仕事内容を見ることができます。

どうしても応募したい仕事が見つかった時には、その仕事を持っている派遣会社に登録をしてみると良いでしょう。

しかし、多くの人が仕事情報を見ているので、登録した時には他の人に決まってしまったという場合もあるかもしれないので、注意が必要です。

派遣会社の登録では何を行うのか、事前に確認しましょう

どの派遣会社が良いか決まったら、次に行うのは登録会への予約です。

多くの派遣会社の登録会は予約制になっています。

派遣会社によって登録会の申込方法は異なりますが、派遣会社のホームページか電話での申し込みが一般的です。

希望する日時を選び、名前や連絡先などを派遣会社へ伝えましょう。

予約が終わったら、いよいよ登録をしに派遣会社へ行くことになります。

しかし、登録会で行われる内容は派遣会社によって様々です。

事前に準備しておいた方が良いこともありますので、どのようなことが行われるのか事前に確認しましょう。

ここでは、一般的に行われる登録会の内容についてご紹介します。

1.派遣の仕組みや社員の働き方や福利厚生などの説明

登録会へ参加した時にまず行われるのは、派遣会社の仕組みなど、派遣社員として働くにあたっての基本的となることの説明です。

契約の結び方など全ての派遣会社で共通することから、派遣会社からの連絡方法や仕事紹介の方法など、その派遣会社での働き方の説明を受けます。

派遣会社から資料をもらえることもありますが、詳細が書かれていないこともあるので、気になる点はメモをとっておいた方が良いでしょう。

また、派遣会社ならではの福利厚生の紹介や、福利厚生の使い方なども説明されることがあります。

福利厚生は登録しただけで利用できるものと、その派遣会社で就業している人だけが利用できるものがあります。

活用できるものがあるか、ぜひ確認しておきましょう。

2.プロフィールや職務経歴など、個人情報の登録

派遣会社から一通りの説明を受けたら、いよいよプロフィールの登録を行います。

名前や連絡先などの基本的な個人情報から、職務経歴やスキルまで、たくさんの情報を記載します。

過去の仕事について、何年何月から働いていたかなどを思い出すのが大変なこともありますので、履歴書やメモを用意しておくと便利です。

また、仕事内容以外の条件も記載する欄があります。

通勤時間は30分以内が良い、乗換は2回までが良いといった条件に加え、働ける時間帯なども記載します。

派遣会社にたくさんある案件の中から、この登録情報に記載した希望条件に合う仕事を紹介してもらえるようになるので、職務経歴や条件については端折らず丁寧に記載するようにしましょう。

3.スキルを確認するためのチェックやテスト

派遣会社によっては、スキルを確認するためのチェックやテストが行われることがあります。

どのような仕事をしてきたのかは職務経歴の登録で行っていますが、実際にどの程度のスキルを持っているのかを経歴だけではかるのは難しいものです。

そのため、派遣会社独自のチェックやテストを用意しているのです。

行われる内容は様々ですが、タイピング速度のチェックや、Excelのテストなどが行われることが多いです。

コミュニケーション能力をはかるために国語力のチェックが行われることもあります。

これらはどの派遣先でも必要となる、基本的なスキルとも言えます。

チェックやテストの結果が悪かったからと言って、不合格となる訳ではありません。

そのスキルに合う仕事を探してもらえますので、あまり堅苦しく考えず安心して受けましょう。

4.派遣会社のキャリアコーディネーターと面談

一通りの登録やスキルチェックが終わったら、派遣会社のコーディネーターと面談を行います。

具体的な職務経歴の確認に加え、条件面についても具体的に確認が行われます。

また、どんな社風の会社で働きたいのか、やりたい仕事の具体的な話、家庭の事情でどうしても働けない時間帯など、かなり詳細に伝えることができます。

また、派遣会社のコーディネーターとたっぷり話が出来る機会はなかなかありません。

この面談で話忘れたことや遠慮して聞けなかったことがあると、後々まで引きずることになりかねません。

確認したいことが多い場合にはメモを持っていくなど工夫をしましょう。

面談は基本的に1対1で行われるので、他の人の目を気にする必要もありませんから、遠慮せずに話すようにしましょう。

5.条件に合う仕事があれば、その場で仕事紹介

ここまでで登録会で行うことの大半が終了です。

お疲れ様でした。

さて、ここからは派遣会社側の腕の見せ所です。

確認した職歴やスキル、希望の条件に合う仕事をコーディネーターが探します。

すぐに案件紹介が無いこともありますが、運良く条件にマッチする仕事があれば、その場ですぐ紹介してもらえることもあります。

また、どこまでが許容範囲なのか確認するために、条件から少しだけ外れた仕事も紹介されることがあります。

紹介されたからといって断れないことはありません。

無理をしてその仕事に応募し働きだしたとしても、長く働くことは難しいでしょう。

仕事を探すにあたって譲れない部分については断る意思を示し、理由はきちんとコーディネーターに伝えるようにしましょう。

登録前に準備しておきたい持ち物や当日の服装

登録会に参加する時の持ち物は派遣会社によって異なりますが、保険証やパスポートなどの身分証明書と印鑑、筆記用具は大半の派遣会社で必要な持ち物となります。

また、給与振り込みのため銀行口座の情報も必要になることがあります。

反対に、履歴書と職務経歴書が必要な派遣会社はそう多くありません。

派遣会社の登録では派遣会社が用意したプロフィールシートに記入してもらうため、履歴書などは必要ないのです。

また、登録会への参加で服装が指定されることは少ないのですが、スーツやオフィスカジュアルが良いでしょう。

派遣コーディネーターもどのような人が登録に来たのか確認をしています。

ジーパンにビーチサンダルといった格好では社会人としての常識が不足していると思われてしまう可能性がありますので、失礼のない格好を心がけるようにしましょう。

登録を行ってから派遣先で働くまでの期間は最短1日!

登録会に参加した後は、派遣会社からの仕事紹介を待つことになります。

どのくらいで仕事を紹介してもらえるのかはタイミング次第ではありますが、登録会参加から2日から1週間程度で紹介されるのが多いパターンです。

ただし、かなり厳しい条件を伝えてしまった場合や、スキルが限定されてしまっている場合には、仕事紹介までに1週間以上かかることもあります。

妥協できる条件も派遣コーディネーターに伝えていた方がいいでしょう。

一方で、コーディネーターの面談で仕事を紹介してもらえた場合には、トントン拍子に話が進んだ場合には、登録会に参加した翌日には派遣先で働きだせる可能性もあるのです。

仕事を紹介された後はかなりスピーディーに話が進むと考えた方が良いでしょう。

効率よく仕事を探すなら複数の派遣会社に登録をしよう

案件を多く抱えている派遣会社に登録したとしても、条件をゆるくしたとしても、タイミングによってはなかなか仕事を紹介してもらえないことがあります。

効率的に仕事を探したいのであれば、複数の派遣会社に登録をするのがオススメです。

実際に、多くの派遣社員は2社以上の派遣会社に登録する人がほとんどであると言われています。

複数の派遣会社に登録することによって、就業開始までの期間を早めることができますし、紹介してもらえる仕事の数が増え、たくさんの仕事から選ぶこともできるようになります。

派遣会社へ登録するには時間がかかりますが、効率的に仕事を決めていくにあたっては複数の派遣会社に登録することはとても重要なのです。

自分に合わない派遣会社だと感じたら登録解除も可能

派遣会社にはそれぞれ特徴や得意分野がありますが、登録してみたものの自分には合わない派遣会社だと思うことがあると思います。

あまり仕事紹介をしてもらえなかったり、紹介される仕事が希望と異なることもあるでしょう。

そんな時には改めて自分に合う派遣会社を探し、登録を行いましょう。

登録できる派遣会社の数は決められていないので、合う派遣会社に出会えるまで登録するのも手です。

もし、もう利用することのない派遣会社に個人情報を残しておくのが不安だと思ったら、派遣会社に登録削除の申請が可能です。

登録削除後は一切仕事を紹介してもらえませんので、本当にもう利用することがないのか考えてから申請しましょう。

自分の合う仕事に出会うため、積極的に派遣会社を利用してみてください。

 

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