新卒で派遣社員ってアリ?なりたい自分になるための派遣社員という道

今までは就職活動と言えば「とりあえず正社員になること」が目的でしたが、最近では「自分のやりたい事を追求したい!」と考えている方が多くなってきました。

しかし中々「やりたい事」を仕事にすることが難しく、渋々別の道を選択する方も少なくありません。

そんな方に紹介したいのが「派遣社員」です。

派遣社員であれば好きな働き方を構築しやすいので、自分のやりたい事を追求しながら働く事が可能です。

本項では派遣社員のメリットやデメリットについてまとめました。

こちらをご覧になって、自分に合った働き方を探してみてください。

目次

派遣社員のメリットって何?正社員と何が違うの?

就職活動ではとりあえず正社員を目指す方が多いですから、「派遣社員なんて意味すらよく分からない」という方が多いかもしれません。

もしくは「新卒で派遣社員なんてダメだ」と決めつけてしまっているかたもいらっしゃるかもしれませんね。

しかし派遣社員には正社員とは違ったメリットが存在するのです。

本項でそのメリットについて解説します。

派遣社員は「働き方」に対する満足度が高い

国の「「働き方改革」の一環として、「ワークライフバランスの充実」という要素があります。

自身の生活を充実させることによって、仕事により一層やる気を出そうという考え方です。

実は派遣社員は、このワークライフバランスの満足度調査で8年間連続1位を取ったこともあるくらい、非常に満足度が高い働き方なのです。

その理由は「自由な働き方を選べるから」です。

例えば「週3回勤務」や「残業無し」「勤務地を固定」等、数多くの求人から自分に合った仕事を選べます。

自分のやりたい事と並行しながら給料を稼ぐことも可能なので、満足度の向上につながっています。

ちなみに正社員は満足度調査では最下位であることが多いです。

満足度という点では派遣社員の方が勝っていると言えるでしょう。

色々な職場で経験を積むことができるので、経験値が上がりやすい

正社員は基本的に終身雇用が求められます。

その分会社から守られるというメリットもあるのですが、中々退職できないなどの不利益も被る可能性があります。

反面、派遣社員は短期雇用が中心です。

最長でも3年間なので、様々な職場で経験を積むことができるのです。

同じ会社で長く勤めているとどうしてもマンネリ化してしまい、自身の成長が止まってしまう可能性が大きくなります。

ですが派遣社員として様々な職場で働いていれば、色々な仕事の仕方を覚えることができるので、自身の成長という面では非常に効率的です。

短期で仕事を変えるからと言ってマイナス評価にはなりません。

色々な職場に行ける事は派遣社員のメリットと言えますね。

正社員を前提とした働き方を選ぶこともできる

よく派遣社員の印象として「安定性が無い」と答える方が多くいらっしゃいます。

確かに期限付きの雇用ですので、職場が見つからなかったらどうしようと考える方がいるのはあたりまえです。

しかし、派遣社員にも種類があるのはご存知でしょうか?

「紹介予定派遣」という制度を使用すれば、社員になるという前提で働く事ができるようになります。

紹介予定派遣では半年間は派遣社員として働けるので、自分が派遣先に合っているかを確かめながら働く事ができる素晴らしい制度です。

社員になることができれば安定性も高まりますし、決して安定性が悪いという考え方が全てではありません。

このようにたくさんの働き方を選択できるのは派遣社員ならではのメリットです。

派遣社員って評判悪くない?どういったデメリットがあるの?

先ほどはメリットについて述べましたが、必ずしもメリットだけとは言えません。

これはどのような仕事でも同じなのですが、メリットがあればデメリットも少なからず存在します。

デメリットを知ったうえで、自分がどのように働きたいかを決めることが重要です。

良いところだけを見ずに、悪いところもしっかりと勉強しましょう。

そこで本項では派遣社員のデメリットについて記載します。

給料面や安定性という面は正社員に比べて弱い

派遣社員は決して給料は低くないのですが、長期的に見ると正社員のほうが給料の増加幅は大きいです。

会社としても終身雇用を前提として人材を育成するので、最初は同じくらいでも、40代、50代となるにつれて給料が多くなる仕組みです。

派遣社員は短期雇用なので、よほどのスキルが無い限り給料が上がることはありません。

もちろん資格や経験を重ねることで給料は増えていきますが、現状は正社員ほどまで届く事は少ないでしょう。

給与面を考えると、正社員と比べて安定性が弱いと言われても仕方がありません。

日々資格の習得やスキルアップに取り組み、自分が必要な人材となるように努力していきましょう。

給料は自動で上がらない。

自分で能力を磨いてアピールする必要あり。

正社員は毎年定期昇給をすることが多いです。

人によってバラつきはあるでしょうが、何十年も全く上がらないなんてことはほとんど無いでしょう。

派遣社員は自動で給料は上がりません。

自分で申告してアピールしなければならず、アピール方法も当然重要になるので、昇給に関しては少し苦労するかもしれません。

しかし、自分の資格や経験を認められた場合、正社員以上に昇給することだって十分にあり得ます。

仮に時給が100円上がれば、月給換算で1万5千円以上の昇給と同じです。

自動で上がってほしいと思う方にはデメリットになりますが、自分の力をアピールできる自信がある人にとってはメリットになるかもしれませんね。

派遣社員になるにはどうしたらいいの?派遣ってどういう仕組み?

メリットとデメリットを確認して、いざ派遣社員になろうと思っても、仕組みが分からなければ派遣社員にはなれませんよね。

派遣社員になるには、派遣会社に登録を行うことが必要不可欠です。

多いところでは数十万人以上が登録しており、登録自体は簡単に行えます。

「どうやって働くの?」や「派遣会社の意味って何?」などいう疑問があるかもしれませんね。

そこで、より一層派遣社員に対しての知識を深めるために、本項では派遣社員の仕組みやサポートについて説明します。

派遣会社に登録することで、様々なサポートを受けられる。

派遣社員になる方法に関しては先ほども説明しましたが、まずは派遣会社に登録します。

派遣会社には担当者が存在しており、将来のキャリアや目標に対して相談ができます。

そして、自分に合った働き方を求人から探します。

企業と派遣社員を結ぶ契約などはすべて派遣会社が代行してくれますので、派遣社員は合否を待つだけです。

ちょっとした顔合わせの面談などはありますが、派遣社員への面接は法律で禁止されているので、そこまで重苦しい物ではありません。

他にも資格講座やビジネスマナー研修などの制度が充実している所もあり、自分のスキルアップをするための機能が充実しています。

派遣会社のサポートを受けつつ、自分に合った働き方を探していきましょう。

派遣会社には複数登録して、色々な道を探してみよう。

派遣会社は数多く存在し、「どの派遣会社を選べばいいの?」と思う方もいらっしゃいます。

おススメなのは1つに絞らずに、複数登録する事。

派遣会社への登録自体は無料なので、多く登録しても問題ありません。

派遣会社ごとに研修制度や取り扱っている求人に違いがありますので、自分に合った腹き方を探すためにも、色々な派遣会社を比べましょう。

大手は求人が多く研修も充実している傾向にあります。

逆に中小では担当者がより親身に相談に乗ってくれたり、特定の職種の求人に強かったりというメリットがあります。

どの派遣会社が自分に適しているかを判断するのは難しいので、最初は複数登録して、派遣会社の状況を探ってみてください。

まとめ

いかがでしょうか。

派遣社員という働き方には、もデメリットも存在することがわかっていただけたと思います。

最初から「派遣社員はダメだ」と決めつけて就職活動するのではなく、「自分がどうなりたいか」を中心に考えて就職活動をしてみてください。

色々な選択肢を準備しておくことは、今後の人生においても非常に重要になります。

もちろん、選択肢を準備するためには色々と勉強しなければなりません。

今回の記事で、少しでも派遣社員について詳しくなっていただけたのであれば幸いです。

皆さんが自分にとってより良い道を選択できるよう、心から応援しています。

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