「ブラックバイト」の被害に遭わないための知識と対応を身につける!

世の中には様々なバイトがありますが、バイトをするということは立派な労働であり、苦労することは付き物ですよね。

しかし、数あるバイトの中には違法行為や劣悪な労働環境のもとでバイトを働かせる「ブラックバイト」と呼ばれるバイトがあります。普通のバイトでの苦労は仕方ないですが、「ブラックバイト」で苦労はしたくないですよね。

今回は、これからバイトをお探しの方や、バイトで多大な苦労されている方のために、ブラックバイトの被害に遭わないための知識と対応を紹介していきますね!

目次

バイト先のどんな対応が「ブラックバイト」と呼ばれているの?

バイト経験や社会経験があまりない方は、自分がやっているバイトは辛いけれど、「働くってこういうことなんだな!」と自分に言い聞かせて辛いバイトを耐えている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、「バイト先での常識」が「一般的な常識」と勘違いし、自分が知らず知らずのうちに「ブラックバイト」の被害を受けているということって良くあるんですよ!まずはどんなバイトがブラックバイトなのかを充分に理解していきましょうね!

強制的な連日労働やサービス残業!そして賃金が安い!

自分が希望した出勤可能日や希望勤務日数に反して、バイト先の都合の良いようにシフトを組まれることがあるようですね。

これが頻繁に続くようでは、学校の講義やテストよりもバイト優先の生活になってしまいますよね。また、バイト先が忙しくなったら呼び出しがかかる等、シフト外の労働を強制されられることもあるんですよ!

そして、日常的に残業をさせられたうえに残業代も出ないいわゆるサービス残業もよく挙げられる事例ですね!バイト代が最低賃金法によって定められた金額よりも低い場合もありますよ。

最低賃金未満の賃金の場合、バイト先は最低賃金額との差額を支払わなければなりませんので、バイト代があまりにも低いと感じたら、最低賃金未満の場合は、速やかに労働基準監督署に通告しましょう。

ノルマの強制や罰金・買取・弁償の決まりがある

達成できないような販売ノルマの強制があり、達成できない場合には自腹で商品を購入させられるという事例もありますよ。

クリスマスケーキや恵方巻等の季節商品を扱うコンビニを中心に良く聞かれますね。バイト代をもらっている身なので、店の売り上げ貢献のために多少のノルマは仕方ないと割り切れるかもしれませんが、それが強制であったり大量にとなると、普通ではないですね!

また、バイト先の備品を壊してしまったり、商品に傷をつけてしまった等の理由で強制的に罰金・買取・弁償を請求されることもありますね。わざとだったり明らかなバイト従業員の過失が認められる場合には請求は仕方ないですが、基本的に労働者のミスは雇用者の責任です。

まじめに働いている状況でこういった請求は普通じゃないということを理解しておきましょう!

パワハラやいじめがあったりなかなか辞めさせてもらえない

些細なミスで人格まで全否定されたり、罵倒・暴力・侮辱・無視といったバイト先での嫌がらせの事例も多いですね。

また、無理な仕事を押し付けられたりして、過度なストレスを押し付けてくる場合もあります。こうした内容は、雇用主等店側から受けることもありますし、先輩バイト従業員が行って雇用主が容認している場合もありますよ。

バイトに入ったばかりの新人を先輩バイト従業員ができない仕事を押し付けたり嫌がらせをしたり、「新人いじめ」が慣例になっているバイト先もあるようですね。

また、バイトを辞めようとすると、何かと都合の良い理由をつけ「損害賠償請求するぞ!」や「懲戒解雇にしてやる!就職活動に悪影響になるぞ!」などと脅されて、辞めさせないための妨害行為を受ける場合もありますよ!

バイトを探すとき「ブラックバイト」の特徴や見分ける方法ってあるの?

バイトを探すときの、ブラックバイトの特徴や見分け方を紹介していきましょう。ブラックバイトは実際にバイトしてみないとわからないこともありますが、バイトをはじめる前にブラックバイトの可能性を判断できるポイントはあるんですよ。また、飲食店やコンビニ等のサービス業は比較的ブラックバイトの事例が多くあるようなので、このような業種へのバイトを希望している場合は、ブラックバイトかどうかを特に注意してチェックしておく必要がありますね!

面接の雰囲気や雇用条件の明記の有無をチェック!

ブラックバイトは、面接のときのバイト先の対応でおおよその判断はつきますよ。

まずは、面接が適当で形だけだった場合ですね。「面接が適当」つまり辞めていく人が多いので、とにかく人材が欲しいから面接が形だけになっているというバイト先の現状が見て取れますよね。辞める人が多いということは、何かしらの問題が多いバイトなので、こういったバイト先は避けましょう。

次に、面接官が、上から目線で見下した態度や言葉遣いの場合は、バイト従業員を雑に扱う可能性は非常に高いので、この場合もアウトですね!

また、バイトをする時間帯や残業の有無に関する説明が曖昧だったり、昇給制度の有無なども含めたバイト代の明確な提示がなかったりといった雇用条件がはっきりさせない場合も、ブラックバイトの可能性は非常に高いですよ!

自分のバイト先が「ブラックバイト」だったらどうすればいいの?

「注意して選んだはずのバイト先がブラックバイトだった!」や「今働いているバイトがまさにブラックバイトだ!」といった場合の対応方法を紹介していきますね。まず基本的な考え方ですが、自分一人で解決しようとせず、家族や友人そして相談窓口等の協力を得ましょう。社会経験があまりない場合、ブラックバイトのバイト先からうまくごまかされたり自分に不利な状況に陥れられたりすることもありますので、たくさんの人の協力を得て解決していきましょうね!

写真や録音や書類等の「ブラック」な証拠を集めて相談窓口へ

まずは、自分が受けたバイト先の「ブラック」な対応に関する証拠集めを行いましょうね!

労働時間については、何月何日に何時から何時まで働いたか、休憩時間は何時から何時までだったかを1分単位で記録しておきましょう!タイムカードの写真を撮ったりメモでも構いません。

賃金に関しては、給与明細や契約書等、会社からもらった書類を捨てずに保管しておきましょう。

いじめやパワハラ等については、その内容をメモや写真・録音等で記録しておきましょう。そして、証拠が揃ったら、相談窓口や労働基準監督署、ハローワーク等、未払い賃金の請求や労働環境の改善等をサポートしてくれる然るべき機関に相談しましょうね!

最近は、ブラックバイトの問題が大きく注目されたこともあり、ブラックバイトユニオン等の相談窓口等が各地で充実しているようですね!

まとめ

「ブラックバイト」の中には、賃金に関することや労働時間に関すること等雇用条件の中でも様々な「ブラック」が存在しますよね。

実際「ブラック」なバイト先で働いている人でも、どの辺が「ブラック」なのか気付かれていない方も多くいらっしゃると思います。「ブラックバイト」の被害を受けて無駄な苦労をしないためにも、労働時間や賃金形態等の適正な雇用条件を充分に理解し、ブラックバイトを見分けていきましょう。

そして一番残念な行動は、「泣き寝入り」です。ブラックバイトに被害を受けていても、「訴えることや相談することが面倒だ」等と何もしなければ、ブラックバイトの「思う壺」ですよ!

これからブラックバイトの被害者を出さないためにも、そして自分自身の利益や身を守るためにも、ブラックバイトからの被害は、断固として訴えていきましょうね!

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