アルバイトの雇用契約書で気を付けておきたい労働条件のすすめ

誰でも気軽に始めやすいアルバイト。「今日は午前中遊んで、午後からテキトーにアルバイトすれば次は彼氏とデート!」なんて笑っている学生も多く見かけますが、そのアルバイトの「労働条件」や「雇用契約書」についてちゃんと知っている方はどれくらいいるんでしょうかね…、とても不安でなりません!そこで今回はアルバイトの雇用契約書で気を付けておきたい労働条件のお話をさせていただこうと思います。不安なくアルバイトをしたい方、アルバイトで損をしていると感じることがある方はぜひご覧ください!

目次

大前提!雇用契約書は労働条件を確認するもの

大前提のお話としまして、「雇用契約書は労働条件を確認するもの」であることを知っておきましょう。労働条件というのは「あなたは週に〇〇日間、〇〇時間働く(シフトの取り方等)」といったアルバイトでは基本的なものから、「休日の取り方」、「勤務先で守るべき規則(服装・態度等)」、「有給・残業手当」など様々なことが含まれます。この労働条件が記載されているのが雇用契約書というわけです。

この雇用契約書はあなたがアルバイトを始める前の面接・面談のタイミングで見ることになり、店長(オーナー)・採用担当者らと確認していきます。これに同意した以上は基本的にその労働条件に従う義務が発生します。

圧をかけられる!雇用契約書の確認は徹底的にやっておこう

前項でお話したように、雇用契約書ならびに労働条件はアルバイトを始める前に確認することになります。その確認の際に「アルバイトで雇ってくれるならどこでもOK」だとか、「高時給だけが目的だから、他は少々我慢するよ」となどと言って、適当に流し見している方が結構多いんですよね。言っておきますが、これってかなり損ですよ!こういう契約書の類はどんなものでもそうですが、大抵長々とたくさんの文字が羅列しているように見えます。

この文字の羅列を「面倒くさい」の一言で流し見すると、後から「そんな規則あったの?!ヤバいじゃん!」ということもあるんですよね。もちろん、度が過ぎたものに従う必要はないのですが、採用担当者らが「いや事前に雇用契約書に書いてあったから従ってもらうよ?」と圧をかけてくる場合もあり、こうなるとなかなか嫌だとは言いにくくなってしまいます…。このようなケースは問題視されるべきなのかもしれませんが、やはりちゃんと確認しておくことで問題になることをあらかじめ避けるのがベストですね!

質問大歓迎!スカスカの雇用契約書はしっかりと疑おう

文字の羅列でぎゅうぎゅう詰めな雇用契約書とは逆で、文字が少なくスカスカの雇用契約書というのも存在します。このような雇用契約書を目の前にした時、「確認することが少なくて、めちゃくちゃ楽じゃん!」と思ってはいけませんよ!スカスカであることを絶対に疑わなくてはいけません。「シフトの組み方について情報が少ないですが、どうなっているんですか?」、「有給ってとれるんですか?」、「時給が上がるスパンや判断の基準はあるんですか?」といったように、詳細が書かれていないものは自分で質問して確認しなくてはなりません。

この確認を怠ると、後から聞いていなかった規則を押し付けられたり、納得のいかない雇用環境を強いられたりする場合があるので注意しましょう。また、このような雇用契約書を突きつけてきた時点で「このアルバイト怪しいな、ヤバいな」と判断して採用を取り消してもらうのもアリですね!逃げるが勝ちです。

雇用契約書の約束が破られた時、我慢できない時は労働局へ相談

今回ご紹介している雇用契約書ならびに労働条件には、会社(アルバイト先)と労働者(アルバイトをするあなた)との間で取り交わされる約束事です。ただ、この約束をアルバイト先が破ることや無理な規則等を押し付けてくることは残念ながらありえることで、そのせいで苦しく辛い思いをしている方は実際にいらっしゃいます。このような事例には頑として抵抗しなくてはなりません。もっと、怒りましょう!怒っていいんですよ!泣いてばかりなんて悔しいじゃないですか…。

アルバイト先に相談できるようならちゃんと相談すべきですし、それができない・怖いという場合は各自治体にある労働局に電話して相談しましょう。無論、それすらもできないような場合は異変を感じた段階で辞めるのも手です。雇う側の方が雇われる方よりも立場が上だなんてことはありませんし、押し付けられる過度な労働条件を鵜呑みにしてはいけません!

雇用契約書には納得ができた状態でサインしよう

アルバイトとはいえ雇用契約書の存在はとても重要です。その書面に記載されている労働条件には目を配る必要があり、疑問に感じる点は事前によく確認しておかなくてはなりません。この確認を怠ることで、辛い思いをする方は大勢います。こういう問題は防ごうと思えば防げるものなので、注意しなくてはなりませんね。ただ、いくら注意していても後出しジャンケンのような形で会社側(アルバイト先)が理不尽な条件を突きつけてくる場合もあります。このようなケースには頑として抵抗し、場合によっては労働局等に相談することも考えましょう。

あなたが気持ちよく働くためにも、あなたが満足いくように働くためにも雇用契約書は大切なものです。あなたを守る盾となる場合もあれば、あなたを傷付ける剣になる場合もあるのです!雇用契約書に穴が空くほど見つめてよく確認し、きちんと納得できた状態でサインしましょうね!

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