報酬だけで判断しない!治験の段階「フェーズ」を理解する!

「治験バイト」って高額報酬の案件があったりして興味が湧きますよね!しかし、案件の説明を読んでいくとすると「フェーズ1」とか「第1相」とかわからない言葉が記載されていたりしますよね。

今回は「治験」について、そして「治験バイト」の中でも高額報酬が多い「フェーズ1(第1相)」について、わかりやすく説明していきますね。高額報酬の治験バイトに飛びつき、後から「思ってたのと違う!やっぱ辞めた!」とならないように、治験についてしっかりと理解していきましょうね。

目次

高額報酬の治験バイトが多いフェーズ1(第1相)って何?

「治験」は、新薬が世に出るまで、新薬の安全性や有効性を人で検証することであることは、皆さん何となくご存知ですよね?この治験は4つのステップに分かれているんですよ!そのうちの1パターンが「フェーズ1(第1相)」と呼ばれるものなのですが、新薬ができるまでの治験のパターンと「フェーズ1」について紹介していきますね。

自分が治験バイトに参加してどんな役割を担うのかを把握することによって、やりがいが生まれるかもしれませんね!

新薬ができるまでの治験は「4つ」のステップに分かれている!

治験には、新薬ができるまでに4つのステップがあるんです。最初のステップが「フェーズ1(第1相)」と呼ばれる試験ですね。フェーズ1は、健康な人に対して新薬の安全性や効果を見る試験なんです。

その後の第2相は限られた人数の患者さんから被験者になってもらって、有効性・用法・用量を更に調べる試験があります。第2相で有効性と正しい用法・用量が決まると、今度は複数の医療機関で大規模的に患者さんに新薬を使用してもらう第3相試験が実施されるんです。

新薬によっては何万人という規模の患者さんを対象にすることもあるんですよ。そしてこの第3相を経て新薬が市販された後も、実際にその薬の安全性や有効性を患者さんに協力してもらいながら確認する製造販売後臨床試験を行い、国に報告をあげるといった流れになります。

人間で「初めて」新薬を試す治験がフェーズ1(第1相)!

治験の最初のステップである「フェーズ1(第1相)」ですが、フェーズ1に至る前の過程ってご存知ですか?実は新薬を開発するうえでフェーズ1の前のステップは、ラットやサル等を使った「動物実験」なんです。ということは、フェーズ1は、人間で初めて新薬を試す治験ということになりますね!

治験内容は、厚生労働省でも厳重にチェックされていますし、治験対象者の健康状態も厳しくチェックされてはいますが、「新薬」ということを考えると、どんな副作用が出るかわからないですよね。中には思わぬ副作用が出てしまうケースもあるようです。

もちろん副作用についての補償は充分なされますが、自分の健康状態が損なわれる可能性もあるということは、きちんと理解しておく必要はありますね!

フェーズ1(第1相)に高額報酬多いのは危険だからではない!

フェーズ1の副作用についての可能性を説明しましたが、危険性が高いから高額報酬が多いということではありません。 高額報酬の理由は、長い「拘束時間」にあるんです。

入院をする場合の治験は拘束時間が長く、ケースによっては24時間拘束されているので、高額報酬といっても時給換算すると1000円くらいにしかなりません。まあ、寝ている時間も時給が発生していることを考えれば、拘束時間が長いことに耐えられる人にとっては、高額報酬が得られる良いバイトだと感じるかもしれませんね。

また、大手の治験サイトを通しての案件でしたら、生命にかかわるような危険な案件はなく、安全性も確保されていますので、厚生労働省の認可が下りているかどうかを確認し、治験バイトを検討してみましょう!

まとめ

フェーズ1の治験案件で高額報酬が多い理由は、長期入院等長い拘束時間を必要とするためであって、副作用等の危険性が高いことによる理由だけではありません。ただ、フェーズ1は、人間で初めて新薬を試す治験であるため、副作用による健康被害の可能性があるということも十分に理解しておきましょうね。

治験バイトの報酬額は、拘束時間によって決められる場合が多いので、様々な案件を見ていくと第2相試験や第3相試験にも、長期入院や長期間の治験が必要とされ、まとまった報酬をもらえる案件もありますよ。報酬額以外にも、フェーズ等の治験案件の内容を治験サイトの説明会等で充分に理解し、自分自身で負えるリスクを充分に考慮したうえで治験バイトに臨みましょう。

目次
閉じる