個人経営店のバイトって面白い?メリットや注意点について解説!

学生がバイトを探す際に主な選択肢になるのはコンビニや飲食店、居酒屋などが挙げられますが、ほとんどがチェーン店で働くことが多いと思います。しかし、どうせバイトするなら普通の人と違うところで働きたい…そんな人におすすめなのが個人経営店です。

個人経営の店は仕事内容から勤務体系など様々な点でチェーン店と違いがあります。また、個人経営店だからこそ学べることも多く、個人経営店のバイトを選んで働いている人も多くいます。ですがもちろん注意すべき点も存在し、すべての人におすすめできるわけではありません。

そこで本記事では個人経営店でのバイトについて、メリットやデメリットなどを紹介していきます。

目次

個人経営の店はチェーン店では得ることが出来ないメリットが数多くある

個人経営の店はチェーン店と違い、組織的に管理されている企業ではなく個人が事業主として営んでいるため、そのお店独特の文化やルールなどがあります。もちろん給料や仕事内容も画一化されたものではなく、事業主の考えひとつで決められています。そのため、チェーン店でのバイトとはかなり感覚は異なったものになります。

人によっては個人経営のバイトの方が「楽」という人もいますし、「チェーン店と比べられないほど楽しい」という人もいます。個人経営店でのバイトには一部の人を惹きつけるようなチェーン店ではなかなか得ることが出来ない魅力が存在します。

それでは個人経営店でバイトすることで得られるメリットについて紹介していきましょう。

マニュアルが無いので比較的自由に仕事出来る

チェーン店は全国各地のサービスの質を均一なものにするために接客から調理まで細かくマニュアル化がされています。バイトを始めると基本的にマニュアルに沿って指導が行われます。マニュアルは覚えるのが基本なので、最初はかなり大変です。

また、覚えてしまったらやることが決まっている楽さはありますが、逆に決まったことしかできないということで窮屈さを感じる人もいます。

その点個人経営の店は基本的にその店だけですので細かいマニュアルというものがほとんど存在しません。そのため覚えること自体が少ないです。そして一通りやるべき仕事を覚えてしまえばあとは比較的自由で工夫して仕事を行うことが出来ます。

自分でやり方を考えて自分で創意工夫していく方が性に合っている人は個人経営のバイトは非常に楽かもしれませんね。

働きぶりや店長の評価次第で給料が上がりやすい

チェーン店は給与体系もあらかじめ決められていますので、時給が上がることはあまりなく、上がり幅も小さいです。もちろんたくさん頑張ったからと言って給料が上がることもあまりありません。

ですが個人経営の店だと店長が時給を自由に決めることが出来ます。もちろん給料アップも店長や従業員の評価ひとつで決まりますので、仕事が良く出来たり店長に気に入られたりすると時給はだんだんと高くなります。

また、個人経営の店は基本的に小規模なので雇うバイトの数も少ないことが多く、そのため時給も比較的高くなる傾向にあります。ただもちろん経営状況によって状況は変わりますので事前に確認は必要ですね。

自身の努力や職場の人々との信頼関係の積み重ねが結果として実りやすいというのは個人経営店バイトの大きな魅力と言えるでしょう。

店長や従業員、バイト仲間と仲良くなりやすい

チェーン店はバイトの人数も多く、年齢層もさまざまです。そしてそれぞれがマニュアルに沿って機械的に動く状況がほとんどなので、人間関係は結構ドライであることが多いです。

対して個人経営の店は少人数や家族経営であることから、店長や店長の家族とも長く関わることになります。マニュアルもないので無機質な付き合いもなく、長く続けると第二の家族のような付き合いになることも良くあります。

誕生日や仕事の内定などのイベントごとでお祝いしてくれたり、悩みや将来についての相談相手になってくれたりすることもあり、暖かな雰囲気の職場で働けることが多いのが個人経営バイトの良さですね。

バイトはお金を稼ぐためですが、「人」との出会いもあります。どうせならバイトを通じて尊敬できる人間や仲間を作れるような職場で働けたら最高ですね。

経営者としてのこだわりや工夫に触れることが出来る

バイトをしている人の中には将来自分で企業やお店を経営してみたいという人や家業を継ぐ予定のある人もいると思います。そのような人にとっては個人経営の店でのバイトは経営者の考え方やノウハウなどに触れる機会が多く、多くの学びを得ることが出来ます。

個人経営の店は大手チェーン店に負けないために、ほかにはない強みを持つことで差別化を図っており、そこには経営者である店長のこだわりや創意工夫が詰まっています。

特にカフェや居酒屋などの飲食店は仕入れや調理方法、メニューにオリジナルのものやこだわりを持っているお店が多く、それらはチェーン店では絶対に触れることが出来ないものですので学びになることも多いです。

また経営者である店長との距離も近いので経営者の考え方や視点を学ぶ事も出来ます。「将来お店を開きたいと考えている」と伝えれば自身の技術やノウハウを教えてくれることもあるかもしれません。

魅力たっぷりの個人経営店のバイトにも注意点がある

上記に挙げたように魅力たっぷりの個人経営店のバイトですが、店それぞれで特徴が違うゆえの注意点もあります。なので、バイト先を決める際は特に慎重になる必要があります。

個人経営の店でのバイトを選ぶ際の注意点は良くも悪くも店長のワンマン経営であるため「当たり外れが非常に大きい」ということです。店長の考え方や性格的な相性が合わないと上記に挙げたメリットがデメリットに裏返ることもあります。

マニュアルがないことが辛いと思う仕事もありますし、店長と仲良くなれないと評価も上がらないので給料も上がらないし勤務日も減らされるかもしれません。

店長との相性もありますが、自分の性格や性質と仕事が合っているかも確認しておいた方が良いでしょう。例えば、マニュアルがあった方が気楽な人やただお金だけ欲しいような人はチェーン店の方が向いているかもしれません。

もし個人経営の店でバイトをしようと考えているのであれば、事前にお客としてお店を利用するなどしてリサーチしておくと良いでしょう。初めてバイトをする場合は見極めが難しいので、知り合いが働いている個人経営の店で働いてみることをおすすめします。

店ごとに異なる魅力のある個人経営店バイトにチャレンジしてみよう

いかがでしたでしょうか?個人経営店にはチェーン店でのバイトでは経験することの出来ないたくさんのメリットがありますが、その特徴は店によって差があります。

そのため、一概にすべての人におすすめできるものではありません。個人店はバイトに求められるものもより高いものになる傾向もあります。自分がバイトに何を求めているか、そして自分の性格が仕事に合うのかを考えて、チェーン店か個人経営店か選びましょう。

人によって向き不向きがあるといっても、お金以外にも得るものが多い個人経営店のバイトはやっぱり魅力的。もし興味があればぜひ個人経営店のバイトに挑戦してみましょう。きっと普通のバイトとは一味違う経験を得られますよ。

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