【派遣社員の憂鬱】仕事のことを考えると憂鬱に…原因と3つの対策法

「今日は仕事に行きたくないな…」とふさぎ込んだ気分になること、誰でもありますよね。

特に派遣社員の方は数カ月ごとに職場が変わったり、正社員との確執があったりと、何かとストレスも多いのが事実。

でも、そんな憂鬱な気分のまま毎日を過ごしていてはもったいない!ということで、この記事では派遣の方が仕事で憂鬱になってしまう原因と具体的な対策法をしっかりと考え、詳しくご紹介します。

まずは自分の今の仕事環境を見直して次へのステップへとつなげていきましょう。

目次

人間関係、仕事内容…派遣が憂鬱になる瞬間について

派遣の方が憂鬱になる瞬間はいろいろありますよね。

給与面にしたってそうです。

非正規雇用で不安定、これからどうしようかな…という不安が常につきまとい、派遣先の会社からは正社員じゃないのをいいことにこき使われる。

正社員と違って当然ボーナスや福利厚生はありませんし、中には通勤手当や住居手当が出ないこともザラです。

こんな不満をいつでも抱えているのですから憂鬱にもなりますよね。

他にも派遣の方が憂鬱になってしまう原因として「人間関係」と「仕事内容」があります。

正社員との確執がイヤ!人間関係で憂鬱になってない?

「正社員から差別的な発言を受けた」「正社員から明らかに見下されるような態度をとられた」

これは、多くの派遣社員の方が体験する悩みです。

正社員側からすれば、努力して正社員になった自分が優れているという意識があるため、「派遣のくせに…」という発想が生まれます。

しかし派遣社員側からすれば、正社員と同じ量、レベルの仕事をこなしており、家庭事情などわけあって派遣社員をしているだけなのに優劣をつけられるのは理不尽だ!と思うわけですね。

このような正社員からの嫌がらせに近い扱いは立派なモラハラ(モラルハラスメント)と言えます。

また他にも、派遣先の部署のお局様が派閥を作っていて疲れる、上司からセクハラを受けているなど、人間関係の悩みは尽きません。

単純労働がイヤ!つまらない仕事内容に憂鬱になってない?

仕事が憂鬱になるもう1つの理由として仕事内容にやりがいが感じられない、ということが挙げられます。

派遣社員の仕事内容って限定されているんですよね。

いくら正社員と同じような働き方をして努力しても、結局は派遣なので契約期間が終わればすべて終了。

給与が上がったりすることもないわけです。

そんな状況にやりがいを見いだせない人もたくさんいます。

また、正社員がやりたがらないような仕事が派遣にたくさん回される会社もあり、事務的なデスクワークや雑用などの単純労働の繰り返しで毎日終わってしまう派遣も多いです。

このような場合、仕事自体に刺激がなく、将来に役立つスキルが何も身につかずに日々を終えてしまうことに憂鬱になってしまいます。

業務内容に飽きてしまったときの対策法・2選

このような「派遣社員の憂鬱」をどうやって解決すればいいのでしょうか。

まず派遣社員は数カ月ごとに仕事の更新があり、更新すれば引き続き同じ職場で仕事ができ、更新をしなければ退職、となります。

これこそが派遣の強みです。

まずは派遣社員は「与えられた仕事を期限内にする」以外は何もしなくていい、と割り切りましょう。

それを踏まえた上で、「仕事内容がつまらない」といった軽い悩みの場合と、「人間関係が嫌になる」といった思い悩みの場合に分けて考えましょう。

まずは軽い悩みからくる憂鬱の解消法を見ていきましょう。

暇な時間を持て余しているのなら!勤務中に「サボって」みたら?

仕事にやりがいが感じられない場合の憂鬱は虚無感に近いものがあります。

その仕事をやったからと言って手に職が就くわけではなく、ただ単に自分の時間をお金に変えているだけのような気がしてくるからです。

これを解決するには自分が仕事に行くことで何か得られるようにする、得をした気分になれることが必要。

思い切って勤務時間中にサボっちゃいましょう!

と言っても遊ぶのではありません。

どんな仕事でも四六時中フル稼働ということはなく、必ず1日のうち比較的暇な時間が存在します。

その時間を自分のために使うのです。

例えば資格試験の勉強をしたり、新しい職探しをするなど、次につながる行動をするのです。

こういった作業をパソコンを使ってやっていれば、周りから仕事をしているようにも見えるので一石二鳥です。

次の転職を考える!契約更新を止めてみたら?

今の仕事にやりがいが感じられないのであれば、転職を考えましょう。

あなたがどんなに頑張ったところで、例え評価をしてくれる人はいても、派遣先の会社の上司が正社員にしてくれるわけでも、給料を上げてくれるわけでもありません。

せっかく「契約更新をしない」という派遣最強のカードを持っているのですから、それを有効活用しましょう。

そして次の会社でも仕事内容がつまらなければ更新しない、ということを繰り返していくことで、自分に合った仕事を見つけることができます。

やりがいの無い仕事を続けていても時間のムダ!と割り切ることが大切です。

ただし、契約途中で仕事を辞めてしまうのはよっぽどの理由がある場合でないと今後に響きますので、契約更新のタイミングを待ってから退職するようにしましょう。

人間関係で疲れてしまったときの対策法・3選

仕事への憂鬱感の原因が人間関係にあるようなら、また対策の仕方も変わってきます。

なぜかというと、こちらはストレスとも深い関係があり、長い目で見て対策をする必要があるからです。

先ほども述べたように「正社員との確執」的な問題はどこの派遣先に行っても遭遇する確率が高く、派遣という働き方自体を変えない限り直面する問題なので、ある程度自分の中で対処法を確立しておく必要があります。

ここでは、部署内での派閥争いといった昼ドラ的なものではなく、正社員からのモラハラのような深刻なケースについて考えてみましょう。

理不尽に我慢は必要なし!直属の上司に訴えてみては?

勤務態度も真面目できちんと仕事をこなしているのに、正社員から差別的な発言・態度を長い間とられている場合は、我慢する必要はありません。

ただし感情的になっていきなり「辞めてやる!」のではなく段階を踏んで対処するようにしましょう。

まずは、ストレスの元になっている人間が同僚である場合は直属の上司に、そして上司の場合にはさらに上の管理職に相談するようにしましょう。

こういったハラスメントに対応する時は最終的に訴えることも視野に入れなければいけません。

そのため、日頃から自分が言われたことをノートにつけておく、ICレコーダーでこっそり録音するなど、証拠をできるだけ集めておくことも大切になります。

そして管理職に相談した時も、自分が相談したという記録を残してもらうようにしましょう。

 職場の雰囲気が無理なら!派遣元に訴えてみては?

職場の上司や管理職に相談したけど状況が変わらないという場合、職場全体に「派遣はぞんざいに扱っても大丈夫」という空気が流れており、1人の力で変えるのは難しいです。

そうなったら次の手段、派遣会社の担当者に相談しましょう。

上記のようなハラスメントを受けたという証拠とともに自分の現状を訴えるのです。

すると派遣先の会社に対して注意を促し、上司の交換や担当部署の移動をお願いしてもらえる可能性があります。

ここでも、冷静に対処する必要があります。

派遣会社にいきなり辞めさせてもらえるように訴えるのではなく、なんとか今の会社で更新までは働く意思を見せ、ヒステリックにならないようにしましょう。

冷静な態度を貫くことで派遣会社からのあなたへの評価も高くなり、丁寧に対処してくれる可能性があがります。

ストレスためすぎ注意!思い切って休暇をとってみたら?

それでも改善しない場合は現在の職場の契約を更新せず、新しい派遣先の紹介を待つのが得策です。

が、その前に、派遣社員が持つ労働者としての権利、忘れてませんか?そう、「有給休暇」です。

「派遣社員でも休暇がとれるの?」という声が聞こえてきそうですが、結論から言うと取れます。

派遣社員であっても、同じ職場で6ヶ月以上働いており、かつ全労働日の8割以上出勤していれば有給が取得できるのです。

おおむね、6ヶ月以上の勤続で10日間の有給を取る権利があります。

いったん今の派遣先を辞める前に、有給を取得して自分を見つめなおす時間を取ってみるのも今後の派遣生活を続ける上で効果的ではないでしょうか。

派遣ということで肩身の狭い思いをする必要はないのです。

まとめ

派遣社員が仕事を憂鬱だと感じる理由は、仕事内容がつまらない、やりがいがないといった理由と、正社員との人間関係の問題や、各種ハラスメントを受けているといった深刻な理由の2つに分かれます。

仕事がつまらないと感じるということは、あなたがステップアップをしたいと考えている証拠。

仕事中の暇な時間を上手く活用して、資格の勉強など自分の将来のために時間を割いてみましょう。

そして、人間関係やハラスメントで悩んでいる場合は無駄な我慢は不要です。

職場の上司、管理職、管理会社の人間というステップを踏んで悩みを相談、訴えることで状況を改善しましょう。

また行き詰ってしまってどうしようもないときは、有給を消化して自分の時間を作り落ち着くことも効果的です。

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