派遣の仕事でクビ!?突然派遣契約終了を宣告される理由5選

派遣社員は短期の仕事から長期の仕事まで、幅広い仕事が存在します。

長期でお願いされる仕事では最大で3年間働くことができますので、一つの職場で長く働きたいと考えている方の中には長期契約の派遣社員という働き方を選ぶ方もいます。

しかし、長期契約の派遣社員であっても、突然に派遣契約終了を宣告される、つまりクビという宣告をされてしまうことがあります。

長期で働きたいと考えているのであれば、突然のクビ宣告をされないように業務にあたるようにしましょう。

目次

正社員と異なり、派遣社員はクビにしやすい

正社員と比較すると、派遣社員はクビにしやすいというのが実情です。

正社員は期間の定めがない雇用契約ですので、それなりの理由がなければクビにすることはできません。

しかし、派遣社員は期間の定めがある働き方ですので、契約期間が終了すればそこで終わりです。

長期派遣であっても3カ月~6カ月更新がほとんどですから、契約更新をしなければそこで派遣契約は終了となり、会社側はわざわざ「クビ」という宣告をする必要すらありません。

そのため、正社員と比較してしまうと、派遣社員はクビにしやすいと言えるのです。

とはいえ、きちんと働いている派遣社員をクビにしようと考える派遣先はほとんどありません。

派遣社員がクビになってしまうのには必ず理由があります。

ここからは突然派遣契約終了を宣告されてしまう理由を5つご紹介します。

1.遅刻や欠勤が多いなどの勤怠やマナーに問題がある

派遣社員に限らず、働くにあたって勤怠はとても重要です。

派遣先は、派遣社員のやる気をはかるだけでなく、周囲のスタッフへの影響も考えています。

例えば、遅刻が多く時間を守らない派遣社員がいた場合、誰かがその派遣社員のフォローをしなければなりません。

欠勤した場合には、更に周囲のスタッフに負担がかかることになります。

戦力にならないと思われてしまうこともあるでしょう。

遅刻や欠勤の少ない派遣社員へ代えた方がいいと派遣先が考えるのは妥当だと言えます。

また、きちんと出勤していたとしても、態度が悪く文句ばかり言っているような派遣社員も周囲に良い影響を与えません。

周囲のやる気を奪ったり、社内全体の作業効率が落ちることも考えられます。

勤怠が良くない派遣社員は、最もクビに近いと言っても過言ではないでしょう。

2.いい訳ばかりで同じミスを繰り返している

仕事をする上でミスをしてしまうことは、誰にでもあることです。

いきなり完璧な仕事をすることは難しいですが、仕事に慣れることで徐々にミスが減っていくはずです。

しかし、残念ながら、いつまでたっても同じミスを繰り返す人もいます。

わかりづらい仕事内容であればやむを得ないかもしれませんが、メモを取らない、注意を聞き流してしまうなどの理由でミスを繰り返すのは、あってはならないことです。

向上心がなく改善するつもりがない派遣社員は好まれませんので、契約更新はしないという判断をされる可能性が高まります。

長く働きたいと思うのであれば、一度言われたことは改善する、同じミスを繰り返さないための工夫をすることを大切にしてください。

3.派遣先の求めるスキルに見合っていない

派遣会社は経歴やスキルが合うだろう派遣スタッフを派遣先に紹介します。

派遣会社もスキルチェックや面接を行った上で、そのスタッフのスキルをはかっているものの、派遣先企業が求めている人材とマッチさせるのは、なかなか難しいのが現実です。

そのため、派遣先での就業開始後にミスマッチが発覚することも多々あることです。

あまりにミスマッチの場合にはクビという判断をされることもあります。

ミスマッチを防ぐために派遣社員ができることといえば、派遣会社に登録する時に自分を大きく見せようとしすぎないことが上げられます。

少しでも良い仕事に出会うために、出来ないこともついつい「できる」と言ってしまうと、このようなミスマッチが生じてしまうことがあるのです。

また、仕事紹介をされた段階で、しっかりと仕事内容を確認するということも大切なことです。

もしも自分のスキルに見合っていない条件の場合には断る勇気をもちましょう。

4.派遣先の都合で、派遣スタッフの削減が行われる場合

派遣社員側に何も否がなかったとしても、やむを得ない状況で派遣契約終了となることがあります。

よくある理由としては、派遣先の都合で派遣社員の削減が行われることになった場合です。

派遣先の体制変更や雇用周りの整理にあたり、派遣スタッフの就業を取りやめる判断をされることはままあることです。

この流れに関しては、実際に働いている派遣社員はもちろん、派遣会社も止めることはできません。

とても残念なことではありますが、派遣社員の削減が決まった場合には無理にしがみつこうとせず、次の仕事を探す方向に切り替えた方が良いでしょう。

もし、どうしても派遣先で長く働きたいと考えているのであれば、派遣期間終了後に直接雇用での応募をしてみるのも一つの手段です。

5.派遣先の業務を妨害したり、法に触れることをした場合

これは絶対にあってはならないことですが、派遣先企業で悪事を働いてしまった場合には即刻クビとされることが殆どです。

自ら社内の機密事項を外部に漏らす、派遣先で管理されている個人情報を自らの意思で漏洩してしまうというのも、これに当てはまります。

このような行為は派遣先に多大な損害を与え、派遣先の信頼も失わせてしまいます。

後始末にもかなりの工数をかけなくてはなりません。

派遣契約終了を待たず即刻クビになるのは必然だと考えましょう。

そんな重大なことは起こさないと思っていても、知りあいにちょっと話をしたことが世の中に広まってしまったということもあります。

情報の扱い方は厳重に行うことを忘れてはなりません。

現在は情報漏洩に関する研修を行っている派遣会社も多くありますので、きちんと学んでおきましょう。

まとめ

クビ宣告をされてしまう理由の大半に共通しているのは、社会人としてのごく基本的なことを守れていないということが挙げられます。

社会人としての基本は知っているつもりでいても、実は出来ていないということもあるはずです。

一度自分がどのように仕事に向き合っているか、社会人としての基本が欠如していないか、自分の生活態度を振り返ってみるようにしましょう。

自分が出来ていない部分に気が付くかもしれません。

クビの宣告は突然やってきます。

宣告をされた後はいくら努力をしても取り返しがつきません。

派遣社員として長く働き続けるためには、普段からの生活態度や仕事への前向きの姿勢を大切に、長く働き続けられるような努力をしていきましょう。

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